2021年10月9日より、東京地下鉄鷺沼検車区所属の8000系で種別行先案内表示器を交換した編成が出てきています。このうち8103Fと8117Fは3色LED式に戻され、逆に8105Fと8115FはフルカラーLED式に変更されています。相互に交換されたのでしょうか。
▲種別行先案内表示器が3色LED式に戻された8000系8103Fと8117F(2枚目右側)。この2編成を含む3色LED式の編成の動向に注意が必要だ。
▲種別行先案内表示器がフルカラーLED式に変更された8000系8105Fと8115F。これらの編成の置き換えはまだ先と思われるが動向には注意したい。
▲8000系に代わって投入されている18000系。最終的に18119Fまでの19編成(190両)が投入されることとなっている。
これは18000系への置き換えが進められるなかで8000系を種別行先案内表示器がフルカラーLED式の編成に統一していく意図があるものと思われます。なお3色LED式に戻された2編成は検査期限の関係があるのか、18000系への置き換えが早まりそうですね。ちなみにすでに廃車となった8107Fと8111Fは3色LED式のままでパッとビジョンの搭載車でしたね。3色LED式に戻された8103Fはパッとビジョンという細長いLCD式旅客案内表示器の搭載車ですが8117Fは17インチワイドの車内LCD式旅客案内表示器の搭載車です。このために8117Fは17インチワイドLCD式旅客案内表示器搭載車で初めての廃車となることが予想されます。
これは新旧で顔つきが異なる西武鉄道2000系とほぼ同じ動きをしていますね。西武鉄道では旧2000系を置き換えるために40000系が小手指車両基地および武蔵丘車両基地(いずれも池袋線系統)に配属されており、40156Fの投入で2000系2001Fと2407Fが廃車となっています。18000系18103F・18104Fが投入されると8000系8103F・8117Fが置き換えられる形になりますね。ただ8000系でフルカラーLED化されなかった8118Fも検査期限が近いものと思われますので、記録は早めに済ませましょう。