2019年3月15日、東日本旅客鉄道松本車両センター所属のE257系0番台(長モト)が中央本線の特急列車(『あずさ』『かいじ』)および座席指定制の定員列車『中央ライナー』『青梅ライナー』での定期営業運転を終了しました。なお一部編成が臨時特急列車で引き続き運用される予定です。
▲E257系0番台は臨時特急列車での運用が残るため完全な撤退ではないが、いずれは2000番台に改造されて大宮総合車両センターに転属し、『踊り子』系統で運用される予定である。すでにそのトップとなる宮オオNA-09編成(元長モトM-112編成)が登場しているため、動向が注目される。
中央本線の特急列車はE351系→E353系(いずれも長モト)の12両編成(代走でE257系0番台11両編成)で運転されていた特急『スーパーあずさ』の愛称が廃止され、E353系への統一に伴って特急『あずさ』・『かいじ』に整理され、新たに同系列の付属3両編成を使用した特急『富士回遊』(ただし特急『かいじ』と併結運転)がデビューします。また平日に通勤ライナーとして座席指定制の列車である『中央ライナー』・『青梅ライナー』は運転を終了し、列車種別を格上げして特急『はちおうじ』・特急『おうめ』が新たに登場します。また一部車両に設定されていた自由席が廃止され全列車座席指定制となり、指定席特急券および座席未指定券がないと乗車できません。なお臨時特急列車にはE257系0番台のほかに幕張車両センター(千マリ)所属のE257系500番台が使用される予定です。