2019年3月2日終電後(3日未明)、小田急電鉄喜多見検車区に静態保存されていた2200形デハ2201+デハ2202、9000形9001Fのデハ9001、2600形2670Fのクハ2670の保存車両4両が大野総合車両所まで回送されました。
▲喜多見検車区構内の保存車両の牽引を担当した1000形1253F(6両固定編成)。
この保存車両の牽引を1000形1253F(クハ1253+デハ1203+デハ1303+サハ1353+デハ1403+クハ1453)が担当しました。編成は新宿(OH01)寄りからクハ2670(2600形)+デハ9001(9000形)+デハ2201+デハ2202(2200形)+クハ1253+デハ1203+デハ1303+サハ1353+デハ1403+クハ1453(現役車両の1000形1253F)となりました。保存車両が複数ある2200形のうち1両(デハ2202か)を解体するための回送と思われます。なお最後尾のクハ2670には尾灯が先頭車の前面窓に設置されていました。小田急電鉄では運用数や列車本数の増加などに伴う喜多見検車区における車両留置スペースを確保するため、一部の保存車両を解体することが発表されており、ロマンスカーの一部車両(『LSE』7000形7003Fの小田原[OH47]寄り先頭車のデハ7803など)がすでに解体となっていますが、今度は静態保存されている通勤形車両の一部車両の解体に着手するものと思われます(ただし初代ロマンスカー『SE』3000形は5両あるため、2019年度に解体作業を実施する予定)。9000形と2600形はそれぞれ1両ずつの保存ですが、2600形は2004年に最後まで残った復刻塗装車両の2670Fが引退、私も地元でたまに見かけたことのある思い出深い車両ですが、2012年に引退した5000形(最後まで残ったのは5063F)が1両も保存されることなく解体になったことを考えると、個人的には1両のみの保存となっている9000形と2600形はどうなるのかが心配ですね。