2018年7月頃から修繕のため日本車両製造豊川製作所に入場していた小田急電鉄3000形3651F(日本車両製造3次車)のうちの4両(クハ3651+デハ3601+デハ3701+サハ3751)が約8ヶ月ぶりに出場し、甲種輸送が行われました。この編成は2017年9月10日に当時のボクシングジムでの火災により、7号車デハ3601の屋根に燃え移ったため、約1年6ヶ月にわたり運用を離脱していました。
▲ボクシングジムの火災で長期間運用を離脱している3000形3651Fの上り方4両が屋根の修繕を終えて無事に復活。国鉄色のEF65形2067号機にエスコートされ下り方4両が待つ大野総合車両所を目指した。
▲日本車両製造豊川製作所からの長旅を終えて大野総合車両所に帰還した3000形3651Fのクハ3651+デハ3601+デハ3701+サハ3751の4両(小田原線車内より撮影)。
上り方4両のうち、屋根焼損が激しかった7号車デハ3601の屋根が修繕され、とてもきれいな状態になっていました。それ以外の車両の屋根には手はつけられていません。なお26日午前中の時点では大野総合車両所構内の89番留置線で留置されていたものの、午後には88番留置線に移動しています。このとき91番構内留置線に留置中の損傷のない下り方4両(サハ3851+デハ3801+デハ3901+クハ3951)と組成するための作業に入っているものと思われます。3651Fは長期間運用を離脱していたことにより車両番号が薄くなっていますので、ロイヤルブルーとなっている前面帯・側面帯をどうするのかも気になりますね。運用復帰の際には唯一行われていなかった種別行先案内表示器のROM更新とゴシック体への変更を行うことでしょうね。
【3000形3651Fの編成表】 ※青色が輸送された車両
クハ3651+デハ3601+デハ3701+サハ3751+サハ3851+デハ3801+デハ3901+クハ3951