2019年3月19日、東日本旅客鉄道E233系7000番台増備車の宮ハエ134編成が製造先の総合車両製作所横浜事業所を新製出場し、所属先となる川越車両センターまでの試運転を兼ねて自走回送されました。20日には東海道貨物線での試運転が実施されました。
▲多くのファンに見守られて快晴の東海道貨物線内を疾走するE233系7000番台宮ハエ134編成。現時点ではこの編成が最新編成であるが、あと何編成が増備されるのだろうか。
同編成は女性専用車ステッカーのある10号車側からクハE233-7034+モハE233-7434+モハE232-7434+サハE233-7234+サハE233-7034+モハE233-7034+モハE232-7034+モハE233-7234+モハE232-7234+クハE232-7034と組成されており、宮ハエ132編成(クハE233-7032以下10両)・宮ハエ133編成(クハE233-7033以下10両)と同様に従来編成をベースとしつつ、新製当初から『ATACS』と相模鉄道新横浜線方面に直通するための対応機器が搭載されているほか、車内防犯カメラが全車両設置で千鳥配置(車内LCD式旅客案内表示器の右上部に設置)となり、従来編成(31編成)にのみ貼付されているクハE232形7000番台の『防犯カメラ作動中』のステッカー自体が省略されています。それ以外は従来編成と変化はないようで、ドアエンジンは引き続きリニアモーター式、自動放送は駅ナンバリング未対応となっています。これでE233系7000番台の在籍数は10両34編成(340両)となり、埼京線で活躍していた205系0番台の最盛期の在籍数(10両32編成)を2編成上回っています。相模鉄道本線から新横浜線を経由し埼京線新宿(JA-11)方面に乗り入れる車両として相模鉄道では12000系が2019年度末(2020年3月)までに全6編成(60両:12101Fが落成済み)が製造される予定ですが、E233系7000番台は12000系と同数の6編成(すでに落成済みの宮ハエ132編成~宮ハエ134編成を含む)、またはそれよりも多く増備されるということなのでしょうか。