2019年3月10日をもって、東日本旅客鉄道E257系500番台(千マリ)のうち豊田車両センターに常駐する編成を使用する『ホリデー快速富士山』(新宿[JC-05]~河口湖[FJ-18]間)が運転を終了しました。これは3月16日のダイヤ改正でE353系(長モト)による全席指定席の特急『富士回遊』が登場することによるものと思われます。
▲『ホリデー快速富士山』の最終日に充当されたE257系500番台千マリNB-10編成(クハE257-510以下5両)。これと同時にE259系(横クラ)の『成田エクスプレス』1往復の延長運転も終了した。なおE257系500番台については臨時の『富士回遊』に使用される予定であり、今後も見ることができる。
▲過去の『ホリデー快速富士山』の使用車両である183・189系(八トタ:写真1枚目は元八トタM50編成、写真2枚目は元八トタM52編成)。同系列には前面部に専用のロールマークも用意されていた。『ホリデー快速富士山』は約6年の歴史に終止符が打たれた。
▲富士急行に直通する新設の特急『富士回遊』に使用されるE353系付属編成。新宿~大月間は『かいじ』と併結する形で運用され、大月では増解結作業が行われる。
『ホリデー快速富士山』は山梨県と静岡県にまたがる日本一高い山である富士山が世界遺産に登録されたことを受けて2001年に登場した『ホリデー快速河口湖』の名称を2013年春頃に改称する形で登場し、当時は豊田車両センター所属の183・189系(八トタM50編成・八トタM51編成・八トタM52編成)が使用されていました。しかしこれらの車両老朽化に伴い、2018年3月に幕張車両センター(千マリ)所属のE257系500番台で豊田車両センターに常駐する編成に置き換えられました。最終日の運用に充当されたのは千マリNB-10編成(クハE257-510以下5両)でした。