2025年8月24日

【この系列で珍しい?】相模鉄道9000系9703Fが“SOTETSU LINE HISTORY TRAIN”として運転へ

2025年8月21日、相模鉄道が同年9月1日から2026年3月末まで9000系を使用して相模鉄道の歴史(歴代車両)を彩るラッピング電車として“SOTETSU LINE HISTORY TRAIN”を運転することを発表しました。同系列で最初に3代目塗装となり“YOKOHAMA NAVYBLUE”にリニューアルされた9703Fを起用するようです。
▲相模鉄道の歴史を彩る“SOTETSU LINE HISTORY TRAIN”には90009703Fが起用される。相模鉄道の全通勤形電車で最初に3代目塗装となった編成でもあり、これを契機に12000系・20000系以降の新製車両はすべて“YOKOHAMA NAVYBLUE”車両となる。来春からは13000系(最初の編成は8両固定編成)の導入も決まっている。

9000系9703Fは相模鉄道の全通勤形電車で先陣を切り最初に3代目塗装へリニューアルされた編成であり、現在ではリニューアルの進捗や新型車両への置き換えなどを経て11000系を除く現役車種に最低でも1編成以上は“YOKOHAMA NAVYBLUE”の車両が存在します(9000系、12000系、20000系は現役の全編成だが、8000系は8709Fのみ、10000系は10707F10708Fを除く)。車番は唯一側面部の中央下部に記載されており(車番はホームドア非対応)、車体側面部にラッピングすることを考慮してこの編成が選ばれたものと思われます。先頭車へのヘッドマークは1926年開業時の蒸気機関車車両と2026年春導入の13000系が並んでデザインされたものとなっており、デザインはクハ9703・クハ9503で同一とみられます。自社完結の運用となるので、新横浜線(ダイヤ乱れ時を除く)および直通運転先の路線(東急電鉄・東日本旅客鉄道管内)での運転はありません。運転期間中には車体側面の歴代車両のラッピングが変わる可能性がありますので、見かけるたびに注目すべきかもしれませんね。