2024年8月5日、東日本旅客鉄道勝田車両センターから郡山総合車両センターに自走回送され入場しているE501系元付属編成(5両固定編成)の都カツK752編成と都カツK753編成ですが、これらの編成の4号車(元14号車)のサハE501-5・サハE501-9が編成から抜かれています。.JPG)
▲E501系元付属編成(5両固定編成)は2024年3月のダイヤ改正ですべての定期運用が消滅し、都カツK751編成は廃車解体処分、都カツK754編成は『E501 SAKIGAKE』に改造され、団体専用列車で活躍する。残る2編成の動向が注目されていた。
E501系は2023年3月ダイヤ改正で常磐線水戸~いわき間でE531系によるワンマン運転導入に伴い日中時間帯の運用が消滅、同年3月から朝方と夕夜間に限定運用され、2024年3月ダイヤ改正でE501系元付属編成の定期運用が消滅して余剰となり、元基本編成のみ引き続き朝晩を中心に水戸~いわき~草野間で運用されています(回送では水戸~内原間走行)。元付属編成のうち都カツK751編成は廃車解体処分に、都カツK754編成は『E501 SAKIGAKE(さきがけ)』として転用改造され、それ以外の2編成は留置が続いており、動向が注目されていました。なお都カツK752編成は種別行先案内表示器が3色LED式、都カツK753編成は幕式となっていますが、これらの4号車(元14号車)にあたる中間付随車が抜き取られており、それぞれが4両に組成されているものと思われます。こうなると譲渡の可能性があるのではないかと見込まれます。過去に常磐線で活躍していた415系が九州旅客鉄道に3編成分が売却された経緯があり、今回のE501系は交直流電車ではあるものの、こちらも九州に譲渡となれば、415系以来の常磐線車両の譲渡の動きということになります。
ちなみに東京臨海高速鉄道70-000形では先頭車2両が陸送、船舶での輸送を経て九州旅客鉄道小倉総合車両センターに入場中で、転用改造が行われているものと思われます。E501系は4両のまま譲渡となれば、どこかの電化区間に投入するのでしょうか。