2025年8月上旬までに小田急箱根鉄道専任編成の小田急電鉄1000形の4編成(1063F・1064F・1065F・1066F)へのワンマン運転対応改造工事(と電気連結器の撤去)が終了したことから、同年8月13日から約2週間、平日の夜間に小田急箱根鉄道小田原(OH47)~箱根湯本(OH51)間でワンマン運転導入に向けた試運転を実施していたことが分かりました。
▲小田急箱根鉄道専任でワンマン運転対応となった1000形4両固定編成(日中時間帯の運用がない111運用相当または114運用入庫後相当の編成)を使用したワンマン運転導入に向けた試験が実施された。写真は29日の試運転に使用された1065Fである。
2026年春頃(ダイヤ改正のタイミング)から小田急箱根鉄道専任で運用される1000形での運転となる小田原~箱根湯本間の平坦区間で車掌が乗務しないワンマン運転が導入される予定となっており(ロマンスカーは対象外)、昨年の1066Fを皮切りに工事が施工され、逆連番の順番で行われており、1063Fで工事が完了となりました。小田急箱根鉄道専任の運用は2026年のダイヤ改正後も4編成体制と思われますが、1編成が運用離脱となった場合は3編成で4運用を回し、111運用と114運用が兼任となります。もしその専任運用が仮に“ブツ8”として8両固定編成の予備にもなる1057F・1067F・1069Fのいずれかで代走となった場合は車掌が乗務する可能性がありますが、その点をどう解消していくのかが気になるところです。