2023年10月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事と重要部検査のため入場していた3000形3264F(日本車両製造3次車・6両固定編成)が2024年4月3日に出場し、性能確認試運転を実施しました。同形式で通算6編成目のリニューアル車となっています。
▲2023年10月から行われたリニューアル更新工事が完了し、88番構内留置線で検査入場の機会を待つ3000形3264F(日本車両製造3次車・6両固定編成)。この時点では前面部のロゴマークがない状態となっていた。
▲リニューアル更新工事施工前の3000形3264F。リニューアル更新工事に伴いクハ3264の電気連結器は撤去され1000形4両固定編成との連結は不可能に。現在は旧川崎重工業5次車の3269Fがリニューアル更新工事施工のため入場中である。
▲3000形3263FではLED照明と一体化したアンデス電気株式会社製の車内防犯カメラが設置された。ただし同形式リニューアル車の一部は株式会社MOYAIの“IoTube”となっている。
▲3000形3264Fには車内防犯カメラが設置されているようだ。アンデス電気株式会社製造のものが有力か。
今回の3000形3264Fでは3263F・3265F・3266Fと同じ日本車両製造豊川製作所製造の3次車の6両固定編成で4編成目、同形式通算6編成目のリニューアル車となり、3次車・4次車の6両固定編成すべてがリニューアル車となりました。車内防犯カメラが設置されているようですが、アンデス電気株式会社のものと思われます。2024年度の3000形のリニューアルは基本的には5次車以降の6両固定編成となりますので、3269F・3270F・3271F・3272Fを中心とした動向が注目されます。なお5次車のうち3272F以外は帯がロイヤルブルーのままですので、入場時には帯の変更作業が行われますね。
【3000形6両固定編成リニューアル状況】※1次車・2次車除く・2024年4月3日現在
《2022年度》3編成(18両)
3265F・3266F・3268F
《2023年度》3編成(18両)
3263F・3264F・3267F
《2024年度》1編成( 6両)
3269F
《未施工》8編成(48両)
3270F・3271F・3272F・3273F・3274F・3275F・3276F・3277F