2024年4月27日

【バスも同時発表】相模鉄道が2024年度鉄道・バス設備投資事業計画を発表

2024年4月26日、相模鉄道が2024年度鉄道・バス設備投資事業計画を発表しました。今年度の投資額は約104億円(鉄道事業が約94億円、バス事業が約10億円)となります。今回も路線バスの分が含まれているため、【鉄道】・【バス】に分けて紹介します。

【鉄道】
《車両面》
▲10000系のリニューアル(列車番号表示器・種別行先案内表示器、制御装置の更新、3代目塗装への変更)は2024年度は3編成に施工される予定だ。現時点では10705F10706F10707F(いずれも8両固定編成)・10708F(10両固定編成)の4編成が未更新であり、このうちの3編成分と思われる。最後の1編成は2025年度の施工になりそうか。
▲動向に注意が必要な10000系10705F10706F10707F(いずれも8両固定編成)・10708F(10両固定編成)の4編成。このうち10705F10708Fは復刻塗装を含むラッピング編成となる予定で、どちらか片方がラッピング終了後に入場するものと思われる。

鉄道車両面では新製車両はありませんが10000系3編成に対してリニューアル更新工事を施工します。昨年度に施工された10704F(8両固定編成)では10701F(10両固定編成)以来となる3代目塗装への変更が復活しましたので、2024年度分についても列車番号表示器・種別行先案内表示器および制御装置の更新工事と3代目塗装への変更が予想されます。また同系列では予定されている車内防犯カメラはいまだに設置されている気配がなく、今年度施工分で実際に搭載されるのか注目されます。8000系では全編成で前照灯の移設や種別行先案内表示器の更新、自動放送装置の搭載が完了しています。

《設備面》
▲連続立体交差事業の進捗で地下駅となる予定の鶴ヶ峰(SO-09)。2024年度も工事に向けた準備が進められる予定で、二俣川(SO-10)では構内の線路切替工事が進められる。
▲2024年度のホームドア設置は和田町(SO-06)・上星川(SO-07)の各駅。これにより海老名(SO-18)以外の各駅にホームドアが設置されることになる。転落防止幌をもたない東急電鉄目黒線の車両に対応する黄色の転落防止柵は海老名でのみ見られることに。

ホームドアは今年度は和田町(SO-06)・上星川(SO-07)の各駅に設置される予定です。両駅への設置が完了すると海老名以外の全駅にホームドアが設置されることになります。さらには鶴ヶ峰付近の連続立体交差事業が進められ、二俣川では構内の線路切替工事を行うほか、海老名では新駅舎の鉄骨制作と架設による駅舎改良工事、ゆめが丘(SO-36)ではすでに建設が進んでいる『ゆめが丘ソラトス』の利便性のため、改札口を新設します。

【バス】
バス事業ではドライバー異常時対応システムを搭載した大型ノンステップバス18台(うちハイブリッドノンステップバスは9台)、高速バス1台(行先表示フルカラーLED式)、そして同社初の国産電気バスを3台導入する予定です。