2024年3月31日から西武鉄道6000系の一部編成に『地下鉄非対応』のテプラが運転台に貼付されている編成が出てきていますが、4月からは地下鉄非対応を示す黄色いテープが貫通扉部分に掲出されています。これは新宿線に在籍している編成でも同様です。
▲地下鉄非対応の黄色いテープが貫通扉窓上部に掲出された6000系6156F。同系列50番台にあたるアルミ車は地下鉄直通列車でも活躍していたが、ほとんどの編成に地下鉄非対応の区別がなされていて、黄色いテープが見られる。
▲地下鉄非対応の黄色いテープが貫通扉窓上部に掲出された6000系6101F。この編成と6102Fはもともと地下鉄非対応車両となっているため、元池袋線の編成と識別が可能だ。
西武鉄道6000系の黄色のテープは貫通扉の窓上部に掲出されていて、西武有楽町線を通って東京地下鉄有楽町線・副都心線に直通しないことを示しています。ステンレス車は試作車を含めた主に新宿線に在籍する編成、アルミ車は現時点で6155F以外の編成で確認できます。新宿線に移った編成はワンマン運転時に安全確認で使用するモニター画面が撤去されていますが、池袋線の編成ではそのモニター画面が撤去されていませんので、40000系50番台ロングシート車の増投入に伴う一時的な措置の可能性がありますが、6000系の地下鉄直通運用を40000系に置き換えて6000系を捻出し、一部のリニューアル済みの2000系を8両から6両に短縮のうえで新宿線・国分寺線向けに転用し、経年劣化の進む2000系を置き換えているものと思われます。今年度からは国分寺線向けに小田急電鉄から8000形電車が譲渡されることとなっていますが、実際は本当に譲渡されるのかどうか、もし譲渡が実現すればどのくらいの数の譲渡になるのでしょうか。今年度は8000形、2000系、6000系から目が離せなくなりそうです。