2023年2月18日

【まさかの移籍先決まる】東日本旅客鉄道南武線支線にE127系(3扉車2両固定編成)を投入へ!

2023年2月17日、東日本旅客鉄道横浜支社が南武線支線向けに新潟地区で使用されていたE127系(2両固定編成2本)を転用改造し、2023年度に投入すると発表しました。この系列のほとんどはえちごトキメキ鉄道のET127系として譲渡され活躍していますが、上越線などの代走運用に用いられた同系列0番台の新ニイV12編成新ニイV13編成が残っているため、その2編成を転用するものと思われます。
▲205系1000番台3編成の置き換えとして新潟車両センターから鎌倉車両センター中原支所に転属することが決まったE127系0番台。種別行先案内表示器は幕式をそのまま活用する。同系列は整理券発行機・運賃箱付きワンマン運転対応、トイレ付きで、半自動ドアスイッチ付きとなっている。現行の205系1000番台の4扉車3編成6両に対してE127系0番台では3扉車2編成4両のみである。2編成だけで本当に大丈夫だろうか。
▲置き換えられるものと思われる205系1000番台。首都圏で活躍する205系は南武線支線の1000番台と鶴見線の1100番台だけである。また仙台地区では仙石線で205系3100番台が活躍している。

E127系0番台はもともと新潟地区の主力車両でしたが、E129系の投入に伴い現在は新ニイV12編成新ニイV13編成を残すのみとなっていて、2022年3月に定期運用を終えたもののE129系が落雷被害に遭い車両不足となったために上越線で代走運用をするようになり、そのあとの処遇が注目されていました。今回の転用先となる南武線支線は先頭車化改造された205系1000番台が3編成活躍していますが、今回はそれをE127系0番台で置き換える形となります。制御装置は2017年に長野総合車両センターで東洋電機製GTO素子から東洋電機製IGBT素子に更新されています。E127系0番台には転落防止幌が設置されていないため、転落防止幌の装着が予想されるほか、車内灯は蛍光灯のままですので、LED照明に交換し、旅客用扉付近は防犯カメラ付きのLED照明になるものと思われます。新潟地区の主力車両となっていたE127系がまさか首都圏にやってくるとは想像もつきませんでしたね。