2023年2月19日、小田急電鉄海老名検車区で現役通勤形車両の全車種(1000形・2000形・3000形・4000形・5000形・8000形)を並べた『人気の“通勤車両全車種”が大集合!』が開催されました。この撮影会は3月5日にも予定されています。
▲1000形は箱根登山鉄道専任編成の1065Fが使用された。前日には土曜休日114運用に充当されていたため、土曜休日111運用出庫前相当と思われる。
▲2000形はインペリアルブルー帯を巻く2056Fが使用された。前日は土曜休日B17運用に充当されていたようだが、何らかの形で運用変更されたものと思われる。
▲3000形は6両固定編成の3251Fが使用された。前日は土曜休日A34運用に充当されていたため、19日は土曜休日A11運用で海老名検車区に入庫後、撮影会の準備をしたものと思われる。
▲4000形は昨日土曜休日C13運用に充当の4051Fが使用された。
▲5000形は旧川崎重工業兵庫工場製造の5055Fが使用された。18日に土曜休日E38運用に充当されていたことから、19日は土曜休日E11運用で海老名検車区に回送で移動し、展示会の準備していたものと思われる。
▲現役の通勤形車両の最古参の8000形は海老名検車区で予備留置が続く8051Fが使用された。この編成は8000形が同一番号でペアを組むようになって以降は3000形1次車・2次車と組むことが多かった。
19日の展示車両は39番構内留置線に8000形8051F(4両固定編成)、38番構内留置線に箱根登山鉄道専任の1000形1065F(4両固定編成)、37番構内留置線に3000形3251F(日本車両製造1次車・6両固定編成)、36番構内留置線を挟んで35番構内留置線に2000形2056F、34番構内留置線に4000形4051F、33番構内留置線に5000形5055Fとなりました。これまで小田急電鉄ではファミリー鉄道展のように、主にロマンスカーを中心とした撮影会が中心でしたが、もっと通勤形電車を撮影を楽しみたいという声を受けて、通勤形車両のみに特化した撮影会を開催するのは異例です。通勤形車両自体を並べての撮影会は1000形1058F(4両固定編成)と1251F(6両固定編成)を並べた昨年9月上旬以来となりますが、現役の全車種が揃うのは珍しいですね。2代目5000形は営業運転開始の直前に新型コロナウィルスが猛威を振るったため、同形式がファミリー鉄道展の展示車両として参加したことはいまだになく、撮影会の展示車両になるのは今回が初めてとなるかもしれません。なお2月17日朝に信号装置故障でダイヤが乱れて展示車両に影響がありましたが、もしもダイヤが乱れていなければ1000形以外(1051F(4両固定編成)が2021年に廃車除籍処分となっているため)の形式がトップナンバーで揃う可能性があっただけに、そういう意味でも想定外だったようですね。