2023年2月9日

【2022年度分施工編成揃う】小田急電鉄3000形3268F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)、リニューアル後の姿を見せる

2022年10月から小田急電鉄大野総合車両所にリニューアル更新工事の施工のため入場中の3000形3268F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)ですが、2023年2月8日に全6両が側面帯のない状態で姿を現しており、実際にリニューアル更新工事が施工されました。帯はインペリアルブルーとなり、このあと重要部検査が控えているものとみられます。
▲3000形で3編成目のリニューアル車となった3268F。これで予定されていた2022年度の施工分はすべてが出揃った。3265F3266Fが3次車であるため、4次車への施工は3268Fが初めてとなる。3266Fと同様に旅客用扉は未交換と思われる。

2022年度から開始された3000形のリニューアル更新工事は今年度分は3編成すべて揃うことになります。最初に施工された3265Fでは外観上では電気連結器の撤去、制御装置の更新、種別行先案内表示器のフルカラーLED化、帯色(ロイヤルブルーからインペリアルブルーへ)の変更、旅客用扉の交換(外観では扉の窪みの取っ手が1つになっている)が実施されましたが(交換当初はホームドア対応のQRコード未貼付だったが、のちにドアステッカーの貼付位置変更とQRコードが貼付が実施された)、3266F3268Fでは工期短縮を図るためか旅客用扉の交換が省略されています。また3268Fではリニューアル更新工事施工前の時点で17インチの2画面の車内LCD式旅客案内表示器が搭載されていますので、その交換自体が省略されている可能性があります。なお帯色は入場前はロイヤルブルーであったため、これからインペリアルブルーを巻くものと思われます。

これに伴って検査期限が近いものと思われる3000形3267F(旧東急車輛製造4次車・6両固定編成)の動向が注目されます。こちらは3268Fと同じ4次車ですが、帯がインペリアルブルーとなっているほか、17インチの2画面の車内LCD式旅客案内表示器を搭載するため、リニューアル更新工事施工となれば旅客用扉の未交換だけでなく帯の変更が省略される可能性もあります。これまでにリニューアルされた編成は1000形4両固定編成のリニューアル車と併結運用されることが多かったですね。