2021年9月27日、東日本旅客鉄道小山車両センター所属のE231系1000番台宮ヤマU6編成(クハE231-8003以下5両)が単独で小金井~大宮(JS-24)~新宿(JS-20)~品川(JT-03)間で試運転を実施しました。10月23日と24日に予定されている山手線渋谷(JY-20)の線路構内切替工事に伴う代替輸送で設定される臨時列車の試験と思われます。
▲湘南色のE231系1000番台付属編成、宮ヤマU6編成が単独で品川まで新宿経由で試運転。なお大崎(JS-17)は品川への連絡線にホームがないため基本的に通過となる。
これは山手線渋谷の内回り2番線の工事に伴う山手線内回りの区間運休で代替輸送列車が必要となるため、並走する山手貨物線(埼京線などが走行する線路)を使って品川発着の列車を臨時運転するための試験走行をしたものとみられます。山手貨物線では湘南新宿ライン(東海道線~高崎線系統・横須賀線~宇都宮線系統)のほかに、埼京線(主にりんかい線直通快速列車)や相模鉄道直通列車(各駅停車)が乗り入れており、後者の相模鉄道直通は新宿発着のところを池袋(JA-12,JS-21)発着に変更し、山手線の補完を行う予定となっています。
新宿を経由する品川発着の臨時列車は湘南新宿ラインに使用されているE231系1000番台・E233系3000番台の10両編成・15両編成を充てるものと思われます。ただし大崎は連絡線にホームがないため通過となるので注意が必要です。大崎へ向かわれる場合は山手線外回りや埼京線(りんかい線直通列車および相模鉄道直通列車を含む)などをご利用ください。