2021年9月13日、小田急電鉄クヤ31形と同車両の電源供給車に登場時から使用されていた1000形1051Fのペアが大野総合車両所に臨時回送され入場しました。両者のペアでの走行はこれが最後となるのでしょうか。動向が注目されています。
▲2004年から電源供給車を伴って定期検測運転を実施しているクヤ31形が1000形1051Fを同伴し大野総合車両所に入場した。この組み合わせでは最後の自走となるのだろうか。なお8000形8065Fと8066Fがクヤ31形連結対応となったため、今後の定期検測運転には同車両と8065Fまたは8066Fのペアが充当される。
▲2004年のクヤ31形登場時から同車両の電源供給車として度々ペアを組んできた1000形1051F。電源供給車の役割を8000形8065F・8066Fに引き継ぎ、電源供給車としての役目を終えることになるだろう。10月23日からの特別団体専用列車に充当される予定で、11月7日がラストランとなるのだろうか。
▲クヤ31形との連結に対応した8000形8065Fと8066F。クハ8165・クハ8166にはそれぞれジャンパ線受が設置されており、スカートの一部分に穴が開けられている。
今回のクヤ31形の入場は検査施工のためと思われますが、これと並行して8000形8065F・8066Fとの連結に対応するため、連結面側の電気連結器の2段化改造工事が施工されるものと予想されます。これまでに8000形8065Fのクハ8165、8066Fのクハ8166にクヤ31形との連結に対応するジャンパ線受が設置され大野総合車両所を出場したため(その当該編成のスカートには穴がある)、今後は1000形(1051F・1751F・1752F)とのみの連結に対応していた連結器を2段化し、8000形8065F・8066Fとの連結に対応する工事を施工するものと予想されます。
それが事実となるとクヤ31形の出場試運転時には初めて8000形と組み、クヤ31形と8000形8065Fまたは8066Fとの連結した試験も同時に行われそうですね。これまでクヤ31形の電源供給車として1000形は1051F・1751F・1752Fの3編成が用意されましたが、8000形では現時点で8065Fと8066Fの2編成が用意されました。今後このクヤ31形の出場時と関連して1000形1051F、8000形8065F・8066Fがどんな動きを見せるのか注目です。