2021年9月19日

【あの“ニーナ”も危ない?】日本貨物鉄道EF66形、EF210形300番台の投入で再び置き換え進むか

2021年7月中旬に日本貨物鉄道吹田機関区にEF210形300番台331号機以降が再び配備されるようになり、順次EF66形が置き換えられているようです。なおその前の326号機から330号機までの5機は新鶴見機関区の配属ですが、それ以外は吹田機関区に配属されています(最初の3機は広島車両所所属だった)。
▲現役唯一のEF66形0番台である27号機。ファンからは“ニーナ”の愛称で親しまれており、EF210形300番台の投入で動向が注目されている人気車種である。
▲EF66形のほとんどは100番台(101~133号機)(写真はEF66形128号機)である。2020年には100番台で初めて104号機が廃車となっており、記録を進めた方がよいだろう。
▲2019年3月にすべての運用を終え廃車となったEF200形(写真はEF200形16号機)。わずか10両のみの在籍だったことからEF66形よりも先に置き換えられた。

東日本旅客鉄道・東海旅客鉄道・西日本旅客鉄道の東海道本線や山陽本線では見かけることが多い電気機関車のひとつですが、運用範囲は広範囲に及んでいます。EF66形は他社鉄道の新製車両の甲種輸送を担当することもあり、27号機も一部を担当したことがあります。なお0番台27号機と100番台は共通運用とされており、27号機は現役唯一の0番台ということで、ファンが集まるほどの人気車両です。ところがEF210形300番台の投入でEF66形よりも数が少ないEF200形が先に置き換えられたことで、EF66形を残すのみとなっています。0番台を含めて33両の在籍ということで、同数が導入されるものと思われます。

このため関東地方から中国地方にかけて活躍するEF66形の動向が注目されており、27号機も例外ではありません。100番台も数を減らすことが予想されています。私は東海道本線内にいれば出会うことはあるので、タイミングが合えばしっかり記録しようと思います。27号機もいつ消えてもおかしくないので、しっかり記録しましょう。