2021年9月1日、東武鉄道森林公園検修区に所属する30000系31601F+31401Fのうち、池袋(TJ-01)寄りの31601Fの種別表示器に異変が起きています。
▲伊勢崎線から東上線に移って10年、まさかの伊勢崎線所属時代を思い起こさせる種別表示で東上線を駆け抜けた30000系31601F+31401F。なお伊勢崎線時代になかった快速急行が東上線にはあるため、快速急行を含む運用に入った場合はどうなるのだろうか。
異変があったのは種別表示器のみで、普通はそのまま橙色ですが、準急は通常の緑色に対して赤色の文字、急行は通常の赤色に対して赤抜きの黒文字、快速は通常の緑抜きの黒文字に対して赤抜きの黒文字となっています。これはいずれも2011年の転属まで用いられていた伊勢崎線時代の表示とほぼ同じです。かつて伊勢崎線を利用していた人でかつ現在は東上線を利用している人にとっては懐かしい表示と思えるのかもしれませんね。ただし東上線には急行や快速よりも上の快速急行があり、ほとんどは50000・50090系による固定運用ですが、同系列以外での運用があり、その運用に30000系が入ることもあります。
まさかの伊勢崎線時代の表示が東上線で復活(かどうかは分かりませんが、まさかそうなる)とは思いもしませんでしたね。31609F+31409Fと50000系51009Fの両者トレードにより全15編成が転属してしまいましたが、伊勢崎線時代の30000系を思い出したい方は東上線で31601Fを探してみてはいかがだろうか(ただし31401Fは東上線仕様のままです)。