2020年12月23日

【2020年度施工】小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30053Fが“EXEα”となり日本車両製造豊川製作所を出場

2020年12月22日、小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30053F(4両固定編成)が生まれ故郷の日本車両製造豊川製作所でリニューアル更新工事を施工され“EXEα”となって出場し、甲種輸送されました。この編成と30253F(6両固定編成)は今年度の“EXEα”化(リニューアル)対象編成です。
▲“EXE”から“EXEα”に生まれ変わり、30000形30253Fの後を追うように出場した30053F。当面は大野総合車両所で年を越すものと思われ、重要部検査を通してから復帰となりそう。

今回のリニューアルで9号車デハ30003の上り方の台車は付随台車から電動台車に変更され車内の銘板は『日本車両 2020』に交換されているものと思われます。リニューアル内容は30052F+30252F以降の施工内容に準じていそうですが、ロマンスカー車内で実施された『走る喫茶室』(往年は“VSE”で飲料などのシートサービスがあった)でお馴染みの車内販売が今度の2021年3月のダイヤ改正をもって終了するため、3号車の元サハ30453(現在デハ30403)と9号車のデハ30003にある売店スペースの跡地を改造した車販準備室がどうなっているかに注目です。入場自体は30253Fよりも後ですが昨年度施工分の30056F+30256Fが運用復帰したタイミングで入れ替わるように30053F+30253Fが運用を離脱しリニューアル入場したために、こちらも珍しく年を跨がずの出場となりました。このあと大野総合車両所での重要部検査施工ののち試運転を経て運用復帰するものと予想されています。通勤形電車の1000形でもそうですが、リニューアル更新工事施工と重要部検査はセットとなっていますから、運用復帰は早くても来年になりますが、タイミングはダイヤ改正前になりそうでしょうか。

【ロマンスカー”EXE/EXEα”30000形電車 在籍状況】※2020年12月15日現在
《EXE》2編成
30055F+30255F30057F+30257F
《EXE→EXEα》0編成
《EXEα》5編成
30051F+30251F30052F+30252F30053F+30253F30054F+30254F30056F+30256F

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

【ロマンスカーEXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+サハ30453+デハ30503+クハ30553
《リニューアル後》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+デハ30403+デハ30503+クハ30553

2020年12月22日

【仮称がそのま駅名に】東急電鉄、新横浜線の途中駅の名称が『新綱島』に決定!

2020年12月21日、東急電鉄が2022年度下期に開業する新横浜線の途中駅について、駅名称を『新綱島』(駅番号未定)とすることが発表されました。ホーム構造は1面2線の島式ホームとなります。
▲新横浜線に乗り入れることになる3020系。付随車は2022年から組み込まれる。既存車両の3000系は相模鉄道新横浜線直通対応改造工事が総合車両製作所横浜事業所で実施されており、工事施工編成の車内案内表示器およびドアチャイムが変更されている。

駅名が『新綱島』となったのは横浜市港北区に在住している人たちの投票で最多だったことと新駅の新規性が分かりやすいためであり、東横線綱島(TY-14)と少し離れています。この駅には相模鉄道20000系のほか、東急電鉄目黒線で使用される3000系、3020系、5000・5080系が乗り入れるものと思われます。この駅ができることにより綱島エリアから新横浜(駅番号未定)まで1本で移動できるため、東海旅客鉄道新幹線へのアクセス向上にもつながります。

【LCDは1画面のまま】小田急電鉄3000形3654F(旧東急車輛製造4次車)、インペリアルブルー帯で運用復帰

2020年12月18日の平日B14運用再出庫より、小田急電鉄大野総合車両所88番構内留置線でロイヤルブルー帯からインペリアルブルー帯へ変更された3000形3654F(旧東急車輛製造4次車)が営業運転に復帰しました。
▲3000形8両固定編成では元3661F(現3085F)以来となるインペリアルブルー帯を巻いた3654F。車内のLCD式旅客案内表示器は2画面化されなかった。

3000形8両固定編成でインペリアルブルー帯となるのは現在の3085F(10両固定編成)の改造種車である元3661F(日本車両製造6次車)以来のことですが、旧東急車輛製造4次車では3267F(6両固定編成)以来で、8両固定編成では初めてです。なおインペリアルブルー帯の変更とともに施工されていた車内LCD式旅客案内表示器の17インチワイドの2画面化(『小田急TV』対応化)は見送られています。これで3000形8両固定編成でロイヤルブルー帯を巻く編成は7編成(56両)のみとなっています。

2020年12月21日

【E217系の後継】東日本旅客鉄道E235系1000番台が営業運転を開始

2020年12月21日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE235系1000番台が大船(JO-09)16時51分発の1600S列車(平日01運用)より営業運転を開始しました。運用範囲はE217系と同じですので、内房線(君津まで)や外房線(上総一ノ宮まで)だけでなく総武本線(成東まで)や鹿島線でも運用されます。
▲E217系の後継車種としてデビューを飾ったE235系1000番台。E217系の11両編成に3両連結されていたセミクロスシート車はE235系1000番台には採用されずロングシート車に。
▲いよいよ本格的に置き換えとなるE217系。この系列の運命はどうなるのか。

営業運転初日は横クラF-01編成+横クラJ-01編成が使用されました。E235系1000番台はE217系と連結器の形状が異なるため、車両故障などを除き異車種併結の運転はないものとみられます。E235系1000番台には同系列初の半自動ドアスイッチが設置されていますが、新型コロナウィルスの影響から換気促進のために当面は使用を見送るものと思われます。半自動ドアスイッチを定期的に使用する区間の個人的な予想は横須賀線の久里浜(JO-01)~逗子(JO-06)間、総武本線の佐倉(JO-33)~成東間、成田線・鹿島線の佐原~鹿島神宮間とみています。E235系1000番台の営業運転投入によりE217系は全編成が順次置き換えられていくものとみられます。E217系の動きには注意が必要ですね。

【終電繰り上げに注意】小田急電鉄が2021年3月13日実施のダイヤ改正の概要を発表

2020年12月18日、小田急電鉄が2021年3月13日に実施する予定のダイヤ改正の概要を発表しました。このダイヤ改正では以前の記事でご紹介した終電時刻の繰り上げおよび初電時刻の繰り下げがメインとなっています。このためこの記事ではその詳細のおさらいという意味も込めて紹介します。初電および終電以外の時間帯の変更とロマンスカーの時刻変更や車種変更などはないため、【一般列車】と【その他】で分けていますのでご了承ください。

【一般列車】
▲大半の優等種別列車に充当される2代目5000形。運用によっては各駅停車中心での運用もある。この形式が追加投入されたことで1000形の元1081Fの6両、1054F・1068F・1751F、8000形8255Fが置き換えられ廃車除籍処分となっている。
▲主力車両の3000形は6両固定編成が26編成と多いが10両固定編成も数を増やし、現在は12編成となっている。逆に8両固定編成は8編成のみとなっている。もともと10両固定編成は元6両固定編成(90番代)と元8両固定編成(80番代)を改造しているためである。

一般列車では終電の繰り上げおよび初電の繰り下げが実施されます。区間別では小田原線の新宿(OH01)~成城学園前(OH14)間は下りのみ約10分(上りは概ね変更なし)、成城学園前~向ケ丘遊園(OH19)間は下りで約10分、上りで約20分、向ケ丘遊園~町田(OH27)間は上下とも約20分、町田~小田原(OH47)間は下りで約20分、上りで約15分、多摩線では下りで約20分(上りは概ね変更なし)、江ノ島線では上下とも約10分の繰り上げ(※これらの繰り上げ時分はあくまで目安です)となることは以前の記事でご紹介した通りです。

ここでは平日ダイヤにおける上下線の一部主要駅発の終電の時刻種別行先を表記していますので、現行の時刻表やプレスリリースに掲載された新たな時刻表と照らし合わせながら確認しましょう。まずは下り列車です。新宿発の最終列車行先は小田原行きや本厚木(OH34)行きのほかに途中駅で種別が変わる列車を含むと海老名(OH32)行きや相武台前(OH30)行き、相模大野(OH28)行き、新百合ヶ丘(OH23)行き、向ケ丘遊園(OH19)行き、成城学園前行き、経堂(OH11)行きなどがあります。江ノ島線では片瀬江ノ島(OE16)行きと大和(OE05)行きがあります。多摩線は唐木田(OT07)行きのみとなっています(唐木田行き最終列車は新宿からの直通列車)。なお相武台前行きはここでは記述しておりません。

【新宿発の小田原線列車】※いずれも発車時刻と列車番号は平日現行ダイヤのものです。
小 田 原 行き最終…23時42分発の3081レ(平日E28運用)
本 厚 木 行き最終…24時08分発の1299レ6765レ(平日E23運用)
海 老 名 行き最終…24時20分発の1301レ6767レ(平日E33運用)
相 模 大 野 行き最終…24時38分発の1303レ6769レ(平日E12運用)
新百合ヶ丘 行き最終…24時25分発の6419レ(平日B23運用)
向ケ丘遊園 行き最終…24時39分発の6229レ(平日B24運用)
経   堂 行き最終…24時53分発の6231レ(平日E24運用)

【相模大野発の江ノ島線列車】
片瀬江ノ島 行き最終…24時17分発の5329レ(平日A32運用) ※3081レ(平日E28運用)から接続
大   和 行き最終…24時39分発の5331レ(平日A39運用) ※1297レ(平日E31運用)から接続

【新百合ヶ丘発の多摩線列車】
唐 木 田 行き最終…25時06分発の7907レ(平日B27運用) ※新宿24時09分発

【新宿発の小田原線列車(改正後)】
小 田 原 行き最終…23時22分発快速急行(小2450←宿2322)
本 厚 木 行き最終…23時46分発急行→各駅停車(厚2441←宿2346)
海 老 名 行き最終…24時00分発急行→各駅停車(海2450←宿2400)
相 模 大 野 行き最終…24時15分発急行→各駅停車(大2455←宿2415)
新百合ヶ丘 行き最終…24時16分発各駅停車(百2459←宿2416)
向ケ丘遊園 行き最終…24時25分発各駅停車(向2458←宿2425)
経   堂 行き最終…24時43分発各駅停車(経2500←宿2443)

【相模大野発の江ノ島線列車(改正後)】
片瀬江ノ島 行き最終…24時17分発各駅停車(江2459←大2417) ※厚2432←宿2333から接続
大   和 行き最終…24時39分発各駅停車(和2437←大2426) ※厚2441←宿2346から接続

【新百合ヶ丘発の多摩線列車(改正後)】
唐 木 田 行き最終…24時45分発各駅停車(唐2459←宿2348) ※新宿23時48分発

小田原行き最終と海老名行き最終は現行ダイヤよりも約20分、本厚木行き最終は現行ダイヤよりも約22分、相模大野行き最終は現行ダイヤよりも約23分、向ケ丘遊園行き最終は現行ダイヤよりも約7分、経堂行き最終は現行ダイヤよりも約10分の繰り上がりとなります。このため新宿発の最終列車発車時刻は24時43分発となります。なお向ケ丘遊園行き最終については現行ダイヤよりも約7分の繰り上がり(新宿23時32分発になる)と記述しましたが、これは新宿23時32分発の列車が東京地下鉄千代田線からの直通列車以外では初設定となる『急行 成城学園前』(10両編成で運転)であり、それに乗ると経堂で向ケ丘遊園行き最終列車に接続をとるためです。なお向ケ丘遊園行き最終列車自体の新宿発車時刻は約14分の繰り上がりとなっています。

江ノ島線では片瀬江ノ島(OE16)行き最終列車自体の繰り上げはありませんが、新宿発基準では乗り継ぎを挟んで現行のパターンと比較すると約9分繰り上がっています。これは小田原線からの接続列車が小田原行き最終快速急行(現行)から本厚木行き最終列車の1本前の各駅停車(新宿23時33分発、相模大野で急行から種別変更)との接続に変更されるためです。大和(OE05)行き最終列車は発車時刻が約13分の繰り上がりですが、新宿発基準では乗り継ぎを挟んで現行パターンを比較すると約11分繰り上がっています。これは小田原線からの接続列車が本厚木行き急行(現行)から本厚木行き最終各駅停車(新宿23時46分発、相模大野で急行から種別変更)との接続に変更されるためです。

多摩線では唐木田(OT07)行き最終列車は新宿発の直通列車で設定がありますが、約20分の繰り上がりとなります。その列車の新宿発は改正後は23時48分発ですが、それを仮に逃したとしても新宿24時00分発の海老名行き最終列車(急行、相模大野で各駅停車に種別変更)に乗れば成城学園前で唐木田行き最終列車と接続となるため(登戸(OH18)では海老名行き急行が先着)、乗り継ぎで唐木田まで到達できます。

【小田原発の小田原線列車】
新   宿 行き最終…23時04分発の1298レ(平日E12運用) ※5329レ(平日A32運用)に接続
経   堂 行き最終…23時15分発の6808レ(平日A44運用) ※6704レ(平日E71運用)に接続)
成城学園前 行き最終…23時36分発の6706レ(平日A22運用)
町   田 行き最終…24時03分発の6812レ(平日A35運用)
※注意…6808レは本厚木行き。ただし本厚木での乗り継ぎで経堂まで移動できる。

【片瀬江ノ島発の江ノ島線列車】
町   田 行き最終…24時04分発の5330レ(平日A41運用)
相 模 大 野 行き最終…24時25分発の5332レ(平日A21運用)
※注意…下記の各駅へ移動するには片瀬江ノ島発のこれらの列車に乗車してください。
経堂以東(~新宿)…23時10分発の5320レ(平日A42運用) ※1298レ(平日E12運用)と接続
成城学園前~経堂…23時40分発の5326レ(平日A34運用) ※6704レ(平日E71運用)と接続
町田~成城学園前…23時53分発の5328レ(平日A20運用) ※6706レ(平日A22運用)と接続

【唐木田発の多摩線列車】
新百合ヶ丘 行き最終…24時06分発の7808レ(平日A13運用)
※注意…下記の各駅へ移動するには唐木田発のこの列車に乗車してください。
新百合ヶ丘~新宿…23時45分発の7806レ(平日E32運用) ※1298レ(平日E12運用)・6700レ(平日E24運用)と接続

【小田原発の小田原線列車(改正後)】
新   宿 行き最終…23時04分発急行(小2304→宿2432)
経   堂 行き最終…23時15分発各駅停車(小2315→厚2358) ※本厚木で乗り継ぎ
成城学園前 行き最終…23時15分発各駅停車(小2315→厚2358) ※本厚木で乗り継ぎ
町   田 行き最終…23時49分発各駅停車(小2349→町2450)
※注意…23時15分発は本厚木行き。ただし本厚木での乗り継ぎで経堂まで移動できる(厚2401→経2453)。

【片瀬江ノ島発の江ノ島線列車(改正後)】
町   田 行き最終…23時53分発各駅停車(江2353→町2441)
相 模 大 野 行き最終…24時18分発各駅停車(江2418→大2500)
※注意…下記の各駅へ移動するには片瀬江ノ島発のこれらの列車に乗車してください。
経堂以東(~新宿)…23時10分発各駅停車(江2310→大2354) ※小田原線急行と接続
経堂までの各駅…23時30分発各駅停車(江2330→大2415) ※小田原線各駅停車と接続

【唐木田発の多摩線列車(改正後)】
新百合ヶ丘 行き最終…24時06分発各駅停車(唐2406→百2420)
※注意…下記の各駅へ移動するには唐木田発のこの列車に乗車してください。
新百合ヶ丘~新宿…23時45分発各駅停車(唐2345→百2459) ※小田原線急行・各駅停車に接続

一方の上り列車の場合、小田原線小田原発では新宿行き最終列車が繰り上げなし(現行通り)ですが、それ以外の行先列車が繰り上がります。小田原発成城学園前行きの各駅停車が廃止されますが、23時15分発の本厚木行きであれば、同駅で乗り継げば経堂の各駅まで移動できます。このため成城学園前へ移動する際には小田原23時15分発に乗って本厚木で乗り継ぎとなります。小田原発の最終列車は23時49分で最後となるので注意してください。

江ノ島線片瀬江ノ島発では経堂以東への時刻繰り上げはありません。ただし経堂以東の各駅へ移動する場合は片瀬江ノ島23時10分発の各駅停車に(相模大野で急行と接続)、経堂の各駅までであれば片瀬江ノ島23時30分発の各駅停車(相模大野で各駅停車と接続)に乗る必要があります。このために経堂までの各駅へ移動するまでの時刻が繰り上がりとなります。多摩線の唐木田発では繰り上げはありませんが、新宿の各駅まで移動する場合は23時45分発の各駅停車に乗車するようにしましょう。

一方で初電についても繰り下げが実施されます。現在の各駅の初電を確認しましょう。繰り下げが実施されるのは小田原線小田原~新松田間の上り、相模大野~向ケ丘遊園間の上り、経堂~新宿間の上り、相模大野~新松田間の下り、江ノ島線大和~相模大野間の上り、多摩線の上りとなっています。いずれも現行ダイヤと比較して江ノ島線が約15分、経堂~新宿間の上りと相模大野~新松田間が約5分、それ以外は約10分の繰り下げとなります。

【小田原発の初電】
《上り》4時45分発の1000レ(→3000レ)(平日E23運用)
※ただし足柄(OH46)~栢山(OH43)間は4時49分発の7000レ(平日A20運用)

【新松田発の初電】
《上り》4時56分発の(1000レ→)→3000レ(平日E23運用)
《下り》5時22分発の7001レ(平日A20運用)

【伊勢原(OH36)発の初電】
《上り》5時16分発の(1000レ→)→3000レ(平日E23運用)
《下り》5時13分発の6801レ(平日A43運用)

【本厚木発の初電】
《上り》5時16分発の6000レ(平日C14運用)
※東京地下鉄千代田線・東日本旅客鉄道常磐線直通我孫子(JL-30)行き
《下り》5時06分発の6801レ(平日A43運用)

【海老名発の初電】
《上り》4時55分発の6752レ1202レ(平日E24運用)
《下り》5時01分発の6801レ(平日A43運用)

【相模大野発の初電】
《上り》4時45分発の6750レ1200レ(平日E70運用)
《下り(小田原線)》4時50分発の6801レ(平日A43運用)
《下り(江ノ島線)》4時55分発の5101レ(平日A36運用)

【町田発の初電】
《上り》4時47分発の6750レ1200レ(平日E70運用)
《下り》5時03分発の6803レ(平日E38運用・厚0522←町0503)

【大和発の初電】
《上り》4時55分発の5100レ(平日A40運用) ※1番ホーム発
《下り》5時05分発の5101レ(平日A36運用)

【片瀬江ノ島発の初電】
《上り》4時54分発の5102レ(平日A33運用)

【新百合ヶ丘発の初電】
《上り》4時50分発の6400レ(平日B18運用) ※6番ホーム発
《下り(小田原線)》5時08分発の6501レ(平日B24運用) ※1番ホーム発
《下り(多摩線)》5時42分発の7601レ(平日A15運用)

【唐木田発の初電】
《上り》4時43分発の7900レ(平日B28運用)

【向ケ丘遊園発の初電】
《上り》4時57分発の6400レ(平日B18運用)
《下り》5時11分発の6503レ(平日E25運用)

【成城学園前発の初電】
《上り》4時53分発の6202レ(平日E71運用)
《下り》5時02分発の6503レ(平日E25運用)

【経堂発の初電】
《上り》4時49分発の6200レ(平日E72運用)
《下り》4時53分発の6503レ(平日E25運用)

【新宿発の初電】
《下り》5時00分発の6505レ(平日B26運用)

一方では繰り下げが実施される初電(一番列車)は駅によって異なりますが、基本的には各駅停車が多いです。ただし本厚木と厚木(OH33)の各駅は上りが東京地下鉄千代田線直通列車(6000レ(平日C14運用、我孫子行き))、小田原・開成(OH42)の上りは急行、新松田~愛甲石田(OH35)間の各駅上りは快速急行となっています(ただし新松田で種別格上げのある同一列車である1000レ3000レ(平日E23運用))。これがどうなるのか見ていきます。

【小田原発の初電(改正後)】
《上り》4時54分発各駅停車(小0454→松0508)
※足柄(OH46)~開成間もこの列車となる

【新松田発の初電(改正後)】
《上り》4時55分発快速急行(松0455→宿0610) ※4番ホーム発(予想)
《下り》5時23分発各駅停車(小0538←松0523)

【伊勢原発の初電(改正後)】
《上り》5時17分発快速急行(松0455→宿0610)
《下り》5時18分発快速急行(小0548←海0507)

【本厚木発の初電(改正後)】
《上り》5時16分発各駅停車(厚0516→上0631) ※千代田線直通列車
《下り》5時07分発各駅停車(伊0514←海0503)

【海老名発の初電(改正後)】
《上り》4時55分発各駅停車→急行(海0455→宿0551)
《下り》5時03分発各駅停車(伊0514←海0503)

【相模大野発の初電(改正後)】
《上り》4時55分発各駅停車→急行(大0455→宿0538)
《下り(小田原線)》4時54分発各駅停車(厚0513←大0454)
《下り(江ノ島線)》4時55分発各駅停車(江0538←大0455)

【町田発の初電(改正後)】
《上り》4時58分発各駅停車→急行(大0455→宿0538)
《下り》5時06分発各駅停車(小0607←町0506)

【大和発の初電(改正後)】
《上り》5時10分発各駅停車(和0510→大0522) ※1番ホーム発
《下り》5時08分発各駅停車(江0538←大0455)

【片瀬江ノ島発の初電(改正後)】
《上り》4時54分発各駅停車(江0454→大0536)

【新百合ヶ丘発の初電(改正後)】
《上り》5時00分発各駅停車(百0500→宿0546) ※6番ホーム発
《下り(小田原線)》5時08分発各駅停車(厚0538←百0508) ※1番ホーム発
《下り(多摩線)》5時42分発各駅停車(唐0556←百0542)

【唐木田発の初電(改正後)】
《上り》4時55分発各駅停車(唐0455→宿0558)

【向ケ丘遊園発の初電(改正後)】
《上り》4時58分発各駅停車(向0458→宿0533)
《下り》5時11分発各駅停車(伊0558←経0457)

【成城学園前発の初電(改正後)】
《上り》4時55分発各駅停車(成0455→宿0518)
《下り》5時02分発各駅停車(伊0558←経0457)

【経堂発の初電車(改正後)】
《上り》4時54分発各駅停車(経0454→宿0511)
《下り》4時57分発各駅停車(伊0558←経0457)

【新宿発の初電車(改正後)】
《下り》5時00分発各駅停車(松0638←宿0500)

これを見てみると、ほとんとが各駅停車であるのに対し、伊勢原発を見るとなんと上下とも初電が快速急行となっています。これは伊勢原~渋沢(OH40)間の各駅が該当していますね。上りが快速急行になることは想定済みでしたが、下りの初電が快速急行になるのは初めてのことです。なお海老名~愛甲石田間は快速急行の前に伊勢原行き各駅停車が初電として設定されているため、下り初電が快速急行となっているのは伊勢原~渋沢間各駅となっていますので、結果的にこの区間は上下とも初電が快速急行となっています。下りの町田発は本厚木行きから小田原行きに変更された形ですが、現行では町田発の下り初電は10両編成となっているため、いずれは6両編成に変更となりそうです。伊勢原~渋沢間の下り初電が快速急行に変更になるということで、いずれも10両編成の初電となりそうです。

それ以外の細かいところでは2019年10月の台風19号の影響で秦野(OH39)~新松田間で運転を見合わせたときに見られた『快速急行 伊勢原』が新宿22時30分発として定期列車として初めて登場します(予想・伊2323←宿2230)。『急行 伊勢原』は新宿発および千代田線からの直通列車で設定はありますが、『快速急行 伊勢原』は定期列車で初設定です。ちなみに本厚木のダイヤ改正後の22時台は急行が伊勢原行きと小田原行き、快速急行が小田原行き(22時台の2本のうち1本は新松田で急行に種別変更の列車がある)、ロマンスカーが秦野行き、23時台以降は急行と快速急行1本が伊勢原行き、それ以外の快速急行(新松田で急行に種別変更の列車がある)と各駅停車は小田原行きとなっているのが面白いですね。

【その他】
▲ロマンスカーの車内販売サービスが3月12日で最後に。ロマンスカーの車内販売の歴史は1949年に遡る。ロマンスカー車内で提供されるシートサービスは『走る喫茶室』と呼ばれ、多くの人たちに愛された。2005年から2016年まで“VSE”で同様のサービスを行っていた。

これ以外ではロマンスカーの一部『はこね』で実施されていた車内販売を2021年3月12日で廃止します。これは新型コロナウィルスの影響により利用者減少に伴う売上減少や、各駅の売店(コンビニを含む)の売り場が充実しているために事前に購入して乗車してくることを踏まえたものです。ロマンスカー車内販売の歴史は1949年に始まって約72年、1949年から1995年にかけてと2005年から2016年にかけてロマンスカー車内におけるシートサービスが提供されていました。後者はロマンスカー“VSE”50000形で行われていましたね。現在では現役全車種ともにワゴンによる車内販売サービスを行っていますが、新型コロナウィルスの影響から一部の『はこね』に限定されており、“EXE/EXEα”30000形と“MSE”60000形には車内販売スペースがある一方で車内販売サービスのない列車では3号車と9号車に自動販売機が設置されているのみとなっています。かつて東海旅客鉄道新幹線の700系およびN700系0番台(初代・当時の2000番台改造前)では自動販売機が設置されていたものの、現在はすべて撤去されており、N700系1000番台(N700A)や2代目N700系0番台(N700S)には設置されていません。いずれはロマンスカーでも将来的に自動販売機撤去の可能性があるのかどうか、心配されます。ロマンスカーでの『はこね』といえばワゴンによる車内販売が当たり前だったので、廃止は正直言って寂しいです。ロマンスカー“LSE”7000形7004Fによる団体専用列車に乗ったときに、車内販売で“LSE”のキーホルダーが売られていたので、乗車記念に購入した思い出があります。ロマンスカーの車内販売は約72年の歴史に幕を下ろすことになります。

2020年12月20日

【終電繰り上げなど様々】東日本旅客鉄道が2021年3月13日実施のダイヤ改正の概要を発表

2019年12月18日、東日本旅客鉄道が2021年3月13日に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。今回も【新幹線】【在来線】に分けて紹介します。なお各支社別のプレスリリースがすでに出ています。自宅最寄のJR路線の管轄下にある支社のプレスリリース中心に併せてご覧ください(中央本線・青梅線・五日市線は八王子支社、水郡線の水戸寄り側は水戸支社、伊東線は横浜支社、鹿島線は千葉支社です)。今回は首都圏の支社からいくつか厳選してご紹介しますことをご了承ください。

【新幹線】

▲新幹線では上野~大宮間での埼玉県内でのみ130km/h運転を行うことにより、所要時間が少しだけ短縮される。『やまびこ』や『なすの』の増結用だったE3系0番台(幹セシ)の定期運用終了も影響しているか。

▲上越新幹線でE4系(幹ニシ)が見られるのもそう長くはない。時刻表では“Max○○”(『Maxたにがわ』・『Maxとき』)と付された列車に充当されているため狙いやすい。

▲上越新幹線向けにE7系(幹ニシ)が追加投入され、乗車機会が増える。2021年秋にも追加投入が行われ、E4系を完全に置き換えていくことになる。

新幹線では上野~大宮間の埼玉県内の区間(並走している埼京線では戸田公園(JA-18)以北)で最高速度130km/hでの運転を実施し、所要時間を短縮します。そして上越新幹線にE7系を追加投入してE4系を置き換え、E7系の『とき』を上下4往復分増やし8往復に、同系列の『たにがわ』を上下2往復増やし3往復とします。また朝の通勤時間帯の高崎始発の『たにがわ474号』(平日運転、474C列車・高0717→上0808)を時刻変更し、東京に行先延長のうえで『たにがわ472号』(高0631→東0724)に変更します。また東北新幹線のE5系単独運転の『はやぶさ』1往復(青1941←東1628の37B列車・青1120→東1432の20B列車)は運転を取りやめます。上越新幹線の『たにがわ473号』(毎日運転、473C列車・高1944←上1852)は土曜休日の運転を取りやめ、平日のみの運転とします。

【在来線】

▲特急『踊り子』での定期営業運転を終了し、増発の臨時特急での活躍となる185系。この系列による15両編成での運転も2021年3月12日までだ。平日には『湘南ライナー』のほか『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』でも運用されているが、特急『湘南』への格上げに伴って運転取りやめとなる。
▲『湘南ライナー』の運転取りやめにより、その専用車両として登場した215系(横コツ)の処遇が注目され、廃車が予想されている。廃系列となった251系(宮オオ)と同じ4編成のみの在籍である。

▲『湘南ライナー』から格上げの特急『湘南』に充当されるE257系2000番台。『踊り子』と『湘南』は全座席指定席となり、自由席は廃止となる。また同系列500番台を改造した2500番台が営業運転に投入され、伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺(IS-13)発着の『踊り子』にも充当される。

▲特急『成田エクスプレス』は一部列車の始終着が変更され、中央線高尾(JC-24)を発着する2往復すべて八王子(JC-22)発着に変更され、同駅3番線の発着になるものと思われる。このためE259系の高尾乗り入れがなくなる。ちなみに新型コロナウィルスの影響で日中時間帯の全列車の運休は続いている。

在来線特急列車では東海道線の特急列車の体系が大きく変わります。現行の特急『踊り子』の全定期列車をE257系2000番台・2500番台(宮オオ)で運転し(一部の臨時列車では185系が充当されることがある)、新設となる特急『湘南』(後述)とともに全座席指定席の特急列車となります。特急『踊り子』では251系で運転されていた『スーパービュー踊り子』のダイヤと停車駅を引き継いだ列車で、川崎(JT-04)、大船(JT-07)、小田原(JT-16)、湯河原(JT-20)を通過する15号(3035M列車・下1544←東1300)、大船を通過する4号(3024M列車・下0951→東1232)がありますが(いずれもE257系2000番台で運転)、いずれも停車に変更し、可能な限り停車駅を分かりやすくします。また平日のみに運転されている『湘南ライナー』『おはようライナー新宿』『ホームライナー小田原』に代わり特急『湘南』が新設され(平日運転)、東京(JT-01,JO-19)発着が上り6本、下り9本(上り平塚(JT-11)始発が1本、横須賀線の地下ホーム到着が2本)、品川(JT-03,JO-17)行きが1本、新宿(JS-20)発着が上り3本、下り2本でそれぞれ設定され、すべてE257系2000番台・2500番台での運転となります。2500番台を連結する14両編成の列車は東京発着の上下3本ずつとなります(上り1本は横須賀線地下ホーム到着)。その列車へと乗車するには乗車券や定期券のほか指定席特急券(グリーン車は指定席特急料金にグリーン料金)または座席未指定券(普通車のみ、指定席特急料金と同額)が必要で、特急券を持たずに乗車すると特急料金に追加料金が上乗せされます。なお座席未指定券で乗車する場合は座席上部に設置されているランプが赤色になっている席をご利用ください。ただし途中でランプの色が黄色に変わることがあります。これは間もなく指定席特急券で予約のある乗客が来るという意味ですので、ほかの赤ランプの座席に移動する必要があります。座席ランプが緑の場合は車内改札が省略され、それ以外では車内改札が実施されると考えてください。

【特急湘南 運転時刻】※平日運転
《駅一覧》東…東京、品…品川、宿…新宿、小…小田原(JT-16)
《記 号》★…14両編成 *…品川以降停車駅は横須賀線ホーム発着
《停車駅》
※停車駅は列車により異なるため、各駅と停車する列車を表記します。
※一部区間を貨物線経由で運転する列車があります。
東京、品川…東京発着の全列車停車
新宿、渋谷(JS-19)…新宿発着の全列車停車
藤沢(JT-08)、茅ヶ崎(JT-10)、小田原…全列車停車
大船・辻堂(JT-09)…上り2号・4号・12号・14号と東京発の下り全列車停車
平塚…上り2号・4号・24号・10号・12号・14号と下り全列車停車
二宮(JT-13)…上り24号・10号、下り9号と新宿発の全列車が停車
国府津(JT-14)…上り24号・10号と下り全列車停車。

《上り》
02号…平0625→東0720
04号…小0620→東0738 ★
22号…小0625→宿0745
06号…小0637→品0747
08号…小0658→東0813 *
10号…小0722→東0848 ★*
26号…小0742→宿0902
12号…小0759→東0916 ★
14号…小0819→東0933

《下り》
01号…小1912←東1800
03号…小1943←東1830
05号…小2009←東1900 ★
07号…小2041←東2030 ★
21号…小2051←宿1930
09号…小2111←東2000
11号…小2140←東2030 ★
13号…小2211←東2100
23号…小2249←宿2130
15号…小2310←東2200
17号…小2412←宿2300

また特急『成田エクスプレス』では中央線高尾発着で運転されている2往復すべてを、八王子発着に変更し、高尾~八王子間の『成田エクスプレス』の運転およびE259系(横クラ)の乗り入れが無くなります。八王子では3番線を使って発着するものと思われます。また午前中の新宿行きの1本は池袋(JA-12,JS-21)行きに延長されます。さらに特急『わかしお』では土曜休日の下り4本、上り3本で指定席の両数を3両に増やし、確実な着席機会を増やします。これでE257系500番台5両編成で運転されている便の一部は自由席よりも指定席が多くなります。

続いては在来線普通列車についてです。

▲中央線など首都圏各線で終電繰り上げと一部路線での初電繰り下げ実施に伴い、一部列車で終電および初電の発着駅変更が実施される。運転区間の短縮や変更となる列車もあるので注意してほしい。2021年3月13日以降は状況によって増発される臨時列車も活用しながら賢く帰宅する術が必要だ。
▲東海道線・宇都宮線・高崎線では平日運転の『通勤快速』がすべて廃止され、それぞれの快速列車(つまり東海道線『快速アクティー』・宇都宮線・『快速ラビット』・高崎線『快速アーバン』)となり、東海道線の『快速アクティー』は平日下りの通勤快速を置き換えた列車(毎日3本)のみの運転となる。そのため土曜休日を含め日中時間帯の下り『快速アクティー』と上り『快速アクティー』の全列車(宇都宮線直通、1本のみの東京行き3750M列車を含む)ともに消滅することになる。

東海道線・宇都宮線・高崎線では利用状況に応じた一般列車のダイヤ見直しが行われ、北側の宇都宮線・高崎線では上野(JU-02)地平ホーム発着の毎時1本の運転を取りやめます。また夕方の時間帯の宇都宮線では古河~宇都宮間で毎時1~2本程度の見直しを行います。これにより古河以北で減便などが行われるものとみられます。宇都宮線・高崎線ともに上野発着で運転されている平日の『通勤快速』を『快速ラビット』『快速アーバン』に変更し、前者は東大宮に湘南新宿ライン快速列車を含めて新規停車とされ、通勤快速が通過していた蓮田に全列車が停車するようになり、後者は一部通勤快速が通過していた上尾と桶川の両駅に停車するようになります。その代わり通勤快速が停車していた尾久(JU-03)は快速列車への変更に伴って通過となり、優等種別停車駅から外れる形です。一方の東海道線では日中時間帯の上下線の『快速アクティー』(上り1本を除き宇都宮線直通)を普通列車に格下げ変更し、東京発の通勤快速3本すべて快速アクティーに変更します。このため快速アクティーは平日下りの通勤快速を置き換えた本数分のみ(東京始発小田原行き3本)となります。これにより通勤快速が通過していた川崎・横浜・戸塚(JT-06)の各駅に停車するようになりますが、もともと東海道線の通勤快速は都心から湘南エリアへの速達列車として設定されたものであり、一般列車としては珍しく、特急の停車駅でもある川崎や乗降客数の多い横浜、さらに戸塚も通過するのが最大の特徴でしたから、この変更は残念に思います。東海道線の快速アクティーはこの変更により完全に東京発着に戻る形ではありますが、北側の快速ラビットや快速アーバンと同様に削減されるために、日中時間帯の快速アクティー(北行はすべて宇都宮線直通)は3月12日で完全に見納めとなってしまいます。上り北行で夜間に1本だけ東京行きの3750M列車(平日熱2128→東2308・土曜休日熱2128→東2300)がありますが、こちらの処遇も注目されます。さらに日中時間帯の通過列車は特急列車以外では湘南新宿ラインの特別快速となりますので、これが日中時間帯に消滅の快速アクティーと同等の役割を果たすことになります。また現行ダイヤの3620E列車(宇都宮線内快速ラビット)の始発を国府津から小田原に、現行ダイヤの1546E列車の始発を藤沢から辻堂にそれぞれ変更となります。朝の国府津車両センター出庫で二宮始発の上野東京ライン列車はありますが、辻堂始発の上野東京ライン列車は初めてですね。これは出庫先にもよりますが茅ヶ崎に併設されている電留線から出庫して回送されるためで、辻堂~藤沢間を客扱いする形になりそうです。さらには高崎行き最終列車と小金井行き最終列車を上野発から東京発の上野東京ライン列車とします(※東京行きの東海道線列車と接続の形)。さらに現行ダイヤの2520Y列車を10両編成から付属編成を連結し15両編成に増強し、朝の通勤時間帯の湘南新宿ラインをすべて15両編成とします。

房総エリアでは内房線木更津以南、外房線上総一ノ宮以南、鹿島線と成田線一部区間で新型車両のE131系(千マリ)が営業運転を開始し、E131系充当列車で車掌が乗務しないワンマン運転を開始します(成田線成田~佐原間を除く)。この区間では乗降の際に旅客用扉横に設置された半自動ドアスイッチの操作が必要になります。また外房線の運転形態が上総一ノ宮を境に分かれるようになり、特に日中時間帯は千葉(JO-28,JB-39)~安房鴨川間の直通運転がほぼなくなり、内房線木更津・君津のように上総一ノ宮で乗り継ぎが必要となります。その代わり、安房鴨川で乗り継ぎが必要となっていた内房線と外房線の直通運転が開始され、内房線君津と外房線上総一ノ宮を館山・千倉・安房鴨川経由で直通する列車が登場します。内房線と外房線を安房鴨川経由で直通する列車は定期列車では初めてでしょうか。また内房線では夕夜時間帯に上総湊発着の列車を増やし、君津~館山間の運転間隔を見直します。これは現行で木更津・君津での乗り継ぎが下り列車同士の場合に限り階段やエレベーターでの移動を伴うためで、上総湊まで運転することで同一ホームで乗り継ぎができるようにするためです。なお上総湊以南の各駅と同駅以北を移動する場合、朝の一部時間帯は上総湊での乗り継ぎが必要になります。さらに内房線と外房線の特急列車から普通列車への接続を改善するほか、平日朝にE233系5000番台分割編成の6両編成(※ただし誉田で4両編成を増結)で運転されている通勤快速(2234M列車5784A列車)の上総一ノ宮の停車時間(約20分)を見直します。停車時間が約20分あるのは現行で上総一ノ宮でE217系による3606F列車と接続し、209系による大原発の2236M列車から接続を受けて発車するためです。これを大幅に短縮して約2分の停車とします。このため総武快速線直通列車への接続は京葉線直通の通勤快速から千葉発着の普通列車に変わります。
▲常磐線と水戸線で運用されるE531系。同系列でワンマン運転対応工事が進み、同系列によるワンマン運転が開始となる。乗降時には半自動ドアスイッチを扱う必要がある。
▲ワンマン運転に対応したE531系(3000番台を含む)には側面部に安全確認カメラが設置されているほか、車内の一部に非常用梯子が設置されている(写真はワンマン運転対応改造後の水カツK457編成のもの)。蛍光灯上部の防犯カメラだけでなく千鳥配置で車内案内表示器の近くにも車内防犯カメラが設置されている。

水戸エリアでは水戸線(水戸線と常磐線を直通する列車を含む)でE531系0番台および3000番台による車掌が乗務しないワンマン運転が開始されます。これにより水戸線では車掌による発車メロディ扱いがなくなります。こうなると笠間や友部(4番線・5番線)のご当地メロディも聞けなくなってしまいますね。また終電繰り上げと一部初電繰り下げが実施される常磐線は南側では最終列車が品川発の土浦行きとなるほか、水戸発いわき行きの初電時刻を繰り下げます。

それ以外では奥羽本線秋田~土崎間に新駅となる『泉外旭川』(Izumisoto-Asahikawa)が開業します。この駅は上下線が離れているために上下線の間に駅舎が設置される形となり、2面2線の駅となります。

なお首都圏エリアの支社のプレスリリースには終電繰り上げおよび初電車繰り下げとなる路線の時刻表が一部載っていますので参考になさってください。横須賀線の最終下り列車が大船行き、常磐線中距離電車の上野(JJ-01)発の最終列車が土浦行き(品川発)、東海道線の下り最終列車が平塚行き、宇都宮線の下り最終列車が小金井行き、高崎線の下り最終列車が籠原行きになるなど、終電間際の最終列車の行先短縮は予想通りでしたね。

2020年12月19日

【感染者拡大で】東日本旅客鉄道など各鉄道会社、終夜運転および臨時列車運転取りやめを発表

2020年12月18日、東日本旅客鉄道や小田急電鉄など各鉄道各社が予定していた終夜運転を新型コロナウィルスの新規感染者の急増による国からの要請によりすべて取り止めることを発表しました。このため12月31日の終電後から1月1日の初電前まで列車の運転はありません。新型コロナウィルスがもたらした異例の年末年始になりそうです。1月1日の初日の出の鑑賞はできるだけ控え、初詣の参拝は感染対策を徹底の上で予定などを考慮して1月中に分散して行うようにしましょう。

2020年12月18日

【東京と茨城を結ぶ鉄道】首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス、2021年ダイヤ改正で終電繰り上げを発表

2020年12月16日、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが2021年のダイヤ改正で夜間作業の時間確保や新型コロナウィルスの影響による利用者減少を鑑みて、平日・土曜休日ダイヤともに約10分程度繰り上げることを発表しました。

▲首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの主力車両は交直流電車のTX-2000系(写真はTX-2162F・TX-2169F)である。

▲5編成と少数派のTX-3000系(写真はTX-3181F)や直流電車区間のみのTX-1000系(写真はTX-1101F)も運用されている。

首都圏新都市鉄道の終電は基本的に各駅に停車する普通列車となっています。現行の終電発車時刻を見ていきます。主に秋葉原(TX-01)・北千住(TX-05)・守谷(TX-15)・つくば(TX-20)の各駅の終電を取り上げます。これらの列車の時刻が繰り上がることが予想されますので参考になさってください。詳細な繰り上げ時分については来年1月あたりに判明しそうです。

【秋葉原】
つくば行き…平日5063レ(つ2443←秋2345)・土曜休日5069レ(つ2443←秋2345)
守 谷行き…平日5413レ(守2458←秋2418)・土曜休日5359レ(守2458←秋2418)

【北千住】
つくば行き…平日5063レ(つ2443←秋2345)・土曜休日5069レ(つ2443←秋2345)
守 谷行き…平日5413レ(守2458←秋2418)・土曜休日5359レ(守2458←秋2418)
秋葉原行き…平日5054レ(つ2314→秋2412)・土曜休日5066レ(つ2314→秋2412)

【守 谷】
つくば行き…平日5063レ(つ2443←秋2345)・土曜休日5069レ(つ2443←秋2345)
秋葉原行き…平日5054レ(つ2314→秋2412)・土曜休日5066レ(つ2314→秋2412)
北千住行き…平日5192レ(つ2331→北2420)・土曜休日5192レ(つ2331→北2420)

【つくば】
秋葉原行き…平日5054レ(つ2314→秋2412)・土曜休日5066レ(つ2314→秋2412)
北千住行き…平日5192レ(つ2331→北2420)・土曜休日5192レ(つ2331→北2420)
守 谷行き…平日5704レ(つ2400→守2417)・土曜休日5704レ(つ2400→守2417)

※北千住行き終電の折り返しで八潮(TX-08)行き(平日5591レ・八2433←北2425、土曜休日5591レ・八2433←北2425)が設定されているが、そのあとに八潮以北に行く守谷行き終電が設定されているため、ここでは記載していない。

基本的に最終列車は守谷に近接しているつくばエクスプレス総合基地に入庫する関係で秋葉原発・つくば発はいずれも守谷発着列車となりますが、守谷発の上り終電が北千住行きなのが興味深いですね。しかも北千住行き上り最終列車のあとは北千住発八潮行きという最短距離を運行する列車というところも面白いです。なおつくば発の守谷行きは終電間際の2本のみとなっています。終電繰り上げとなると、つくば発は24時台発の運転が無くなる可能性が出てきますね。

2020年12月17日

【ほぼ全路線で実施】東急電鉄が2021年3月ダイヤ改正での終電繰り上げを発表

2020年12月16日、東急電鉄が2021年3月実施のダイヤ改正にて横浜高速鉄道こどもの国線を除く全線で終電の繰り上げを実施することが発表されました。路線別に見ていきます。

【東横線】
▲東横線と乗り入れ先路線で運用される5000・5050系。

東横線の終電は渋谷(TY-01,DT-01,F-16,Z-01)発では東京地下鉄副都心線方面からの直通列車が多いですが、24時台は24時07分発の元町・中華街(MM06)に行く最終列車を除き、線内完結の列車となっています。横浜(TY-21,MM01)行き終電は現行と比較して平日で約26分、土曜休日で約7分の繰り上がりとなり、2021年のダイヤ改正以降の平日の24時台は最遠でも菊名(TY-16)までとなります。菊名行き終電は現行と比較して平日で約29分、土曜休日で約12分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日とも24時08分発となります。元住吉(TY-12)行き終電は現行と比較して平日で約26分、土曜休日で約14分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日とも24時21分発となります。一方の横浜発では大半が元町・中華街始発の列車ですが、優等種別を含めて副都心線方面に直通しない線内完結列車となっています。24時台は通勤特急渋谷行き1本、武蔵小杉(TY-11,MG-11)止まりの急行が3本(うち最終1本は横浜始発)あります。渋谷行き終電は現行と比較して平日で約32分、土曜休日で約21分の繰り上がりとなり、2021年のダイヤ改正以降の24時台は最遠でも武蔵小杉までとなります。元住吉行き終電は現行と比較して平日で約28分、土曜休日で約14分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時23分発となります。現行ダイヤでは横浜発の最終列車は元住吉行きですが、今度のダイヤ改正では横浜発の最終列車は菊名行きとして設定されるようです。新たに設定される菊名行き終電は現行の元住吉行き終電と比較する形になりますが、平日で約22分、土曜休日で約8分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時29分発となります。平日の渋谷行き終電の繰り上がり幅が最も大きいため、横浜方面から新丸子(TY-12)~渋谷間の各駅へ終電で移動する際には十分注意しましょう。

また相互直通運転を実施している横浜高速鉄道みなとみらい線でも終電の繰り上げが実施され、横浜発では東横線方面からの直通列車で、元町・中華街行き終電は現行と比較して平日で約23分、土曜休日で約13分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時26分発となります。一方の元町・中華街発の終電はすべて東横線直通列車で、渋谷行き終電は現行と比較して平日で約33分、土曜休日で約22分の繰り上がり、武蔵小杉行き終電は現行と比較して平日で約19分、土曜休日で約20分の繰り上がり、元住吉行き終電は現行と比較して平日で約28分、土曜休日で約15分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時14分発となります。現行ダイヤでは横浜発の最終列車は元住吉行きですが、今度のダイヤ改正では横浜発の最終列車は菊名行きとして設定されるようです。新たに設定される菊名行き終電は現行の元住吉行き終電と比較する形になりますが、平日で約23分、土曜休日で約10分の繰り上がりとなります。渋谷行き終電の繰り上がり幅が最も大きいため、元町・中華街方面から新丸子(TY-12)~渋谷間の各駅へ終電で移動する際には十分注意しましょう。

【田園都市線】
▲田園都市線の8500系と2020系。8500系は2020系により置き換えが進められている。

田園都市線の終電は渋谷発では東京地下鉄半蔵門線方面からの直通列車が多いですが、24時台は渋谷始発が2本だけあります。中央林間(DT-27)行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約23分の繰り上がりとなり、23時52分発となります。このためダイヤ改正以降の24時台は最遠でも長津田(DT-22)までとなります。長津田行き終電は現行と比較して平日で約22分、土曜休日で約15分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時10分発になります。鷺沼(DT-14)行き終電は現行と比較して平日で約17分、土曜休日で約18分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時25分発となります。この列車は平日よりも土曜休日の終電の繰り上がり幅が大きいですね。一方の中央林間発ではすべて線内完結列車であり、現行ダイヤでは24時台は最遠でも二子玉川(DT-07,OM-15)までとなっています。渋谷行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約18分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに23時36分発になります。これ以降は最遠でも二子玉川までとなります。二子玉川行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約18分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに23時55分発となります。そのためダイヤ改正以降の24時台は最遠でも鷺沼までとなります。鷺沼行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約10分の繰り上がりとなり、いずれも24時13分発となります。長津田行き終電は現行と比較して平日で約20分、土曜休日で約23分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時32分発となります。この列車も平日よりも土曜休日の終電の繰り上がり幅が大きいです。

【目黒線】
▲目黒線のニューフェイスで少数派の3020系。主力車両は3000系である。

目黒線の終電は目黒(MG-01,N-01,I-01)発ではすべて東京地下鉄南北線または東京都交通局三田線からの直通列車です。日吉(TY-13,MG-13)行き終電は現行と比較して平日で約15分、土曜休日で約12分の繰り上がり、武蔵小杉行き終電は現行と比較して平日で約9分、土曜休日で約11分の繰り上がり、奥沢(MG-07)行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約13分の繰り上がり、いずれも24時30分発となります。武蔵小杉行きだけ平日よりも土曜休日の繰り上がり幅が大きいです。一方の目黒行き終電は変更なし(現行どおり)、奥沢行き終電のみ現行と比較して平日・土曜休日ともに約16分の繰り上がりとなり、いずれも24時29分発となります。

【大井町線】
▲大井町線の各駅停車はすべて9000・9020系(9020系は2000系のリニューアル改造車)で運転される(写真の2000系2003Fは現在は9020系9023Fに改造済みである)。

大井町線の終電はほとんどが田園都市線の二子新地(DT-08)・高津(DT-09)を通過する緑各駅停車です。溝の口(DT-10,OM-16)行き終電(現行ダイヤでは溝の口行きではなく田園都市線直通の鷺沼行き)は現行と比較して平日で約15分、土曜休日で約13分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時05分発となります。現在のダイヤでは溝の口を超えて田園都市線に直通する鷺沼行きの青各駅停車(二子新地・高津にも停車の各駅停車)となっていますが、行先短縮があるのか注目されます。そのあとの二子玉川行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約15分の繰り上がりとなり、いずれも24時18分発となります。一方で大井町(OM-01)行き終電は現行と比較して平日で約11分、土曜休日で約13分の繰り上がりとなり、平日・土曜休日ともに24時17分発となります。大井町行きは土曜休日の繰り上がり幅が大きいですが、これで平日と土曜休日の発車時刻が同じになった形です。

【池上線・多摩川線】
▲池上線・多摩川線は7000系または1000系(1500番台を含む)で運転されている。雪が谷検車区が途中にあるため、池上線の最終列車は五反田(IK-01)・蒲田(IK-15,TM-07)発ともに雪が谷大塚(IK-09)発着となっている。

池上線の終電は全線通し運転と雪が谷大塚発着の2種類があります。五反田発では蒲田行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約9分の繰り上がりとなり、いずれも24時18分発となります。雪が谷大塚行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約13分の繰り上がりとなり、いずれも24時33分発となります。蒲田発では五反田行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約12分の繰り上がりとなり、ともに24時14分発となります。雪が谷大塚行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約8分の繰り上がりとなり、ともに24時33分発となります。五反田発、蒲田発の雪が谷大塚行き終電がどちらも24時33分発で揃うのは珍しいですね。

多摩川線の終電は運転区間が短いため全線通し運転の列車(駅に掲示の時刻表で確認できるが一部は折り返しが池上線列車で、池上線直通列車とも考えられる)であり、到着後はホームに留置となります。蒲田発多摩川(TY-09,MG-09,TM-01)行き終電は現行と比較して平日で約15分、土曜休日で約7分の繰り上がりとなり、いずれも24時32分発になります。多摩川発蒲田行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約8分の繰り上がりとなり、いずれも24時33分発となります。

【世田谷線】
世田谷線の終電は全線通し運転と上町(SG-06)発着があります。三軒茶屋(DT-03,SG-01)発では下高井戸(SG-10)行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約24分の繰り上がりとなり、いずれも24時12分発となります。上町行き終電は現行と比較して平日のみ約14分の繰り上がりとなり(土曜休日は繰り上げなし)、平日・土曜休日ともに24時38分発となります。平日・土曜休日ともに発車時刻を揃えるためでしょうか、逆に土曜休日だけ現行と比較して約2分の繰り下がりとなっていますね。一方の下高井戸発では三軒茶屋行き終電は現行と比較して平日のみ約14分の繰り上がりとなり(土曜休日は繰り上げなし)、平日・土曜休日ともに24時17分発になります。こちらも発車時刻を揃えるためか、土曜休日だけ現行と比較して約1分の繰り下がりとなっていますね。上町行き終電は現行と比較して平日・土曜休日ともに約20分の繰り上がりとなり、いずれも24時37分発となります。

どの路線においても終電間際の大混雑による三密を避けるため、臨時列車増発も検討されています。臨時列車も活用しながら賢く帰宅することが必要です。

※2020年12月18日、横浜高速鉄道みなとみらい線の終電繰り上げ発表に伴い情報を追加しました。

2020年12月16日

【E259系で実験】東日本旅客鉄道が東北新幹線車両をテレワークオフィスに活用へ

2020年12月15日、東日本旅客鉄道が東北新幹線および北海道新幹線のほとんどの列車で運用されているE5系(幹セシ)を『テレワークオフィス』として活用する『新幹線ワークプレイス』構想を発表しました。
▲東北新幹線と北海道新幹線の主力車両であるE5系。この系列を用いて『新幹線オフィス』として活用することが発表された。いずれはテレワーク専用の新幹線車両の新製投入も検討されているようだ。
▲在来線では11月27日と28日に日中時間帯の運休が続く特急『成田エクスプレス』のE259系のうち横クラNe009編成を使用して『テレワーク』の実証実験が両国(JB-21)3番線で実施された。

東日本旅客鉄道エリア内の新幹線(東北新幹線は新青森まで、北陸新幹線は上越妙高まで)では携帯電話の電波を用いた“JR-EAST FREE Wi-Fi”という無料公衆無線LAN接続サービスが提供されており、2020年7月以降は全区間でトンネル内であっても携帯電話サービスが利用できます。E2系1000番台(フルカラーLED式の編成)やE5系・H5系以降の各系列では電源コンセントが設置されており(H5系とE5系幹セシU29編成以降は全座席に設置)、東北新幹線の主力であるE5系をテレワーク向けに活用する動きとなったわけです。ただし通常の新幹線列車車内で仕事をするときは通話の際にはデッキへ移動する必要があるため、客室内ではPCのキーボード操作の音が気になる人もいらっしゃるかと思います。それに配慮するために、E5系を使ってテレワーク用に用いる編成を準備し、そこで気兼ねなく仕事をしてもらう狙いがありそうです。在来線では『成田エクスプレス』専用車両のE259系横クラNe009編成を用いたテレワークの実証実験が実施されていたこともあり、その結果を踏まえてか新幹線でも同様の動きになった可能性があります。いずれはテレワーク向け音の専用新幹線車両を製造することも検討されており、導入されたらそれはそれで面白そうですね。既存車両でいうとE5系とE6系を併結して、首都圏の新幹線駅でいうと大宮など使用頻度の少ないホームに留置してテレワークということも十分に可能だと思います。それをE7系またはW7系でやっても問題ないように思います。個別の通信回路やテレワークツールの提供もなされるということで新幹線車内で“Zoom”や“Skype”を使った会議ができるかもしれません。