2020年12月23日

【2020年度施工】小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30053Fが“EXEα”となり日本車両製造豊川製作所を出場

2020年12月22日、小田急電鉄ロマンスカー“EXE”30000形30053F(4両固定編成)が生まれ故郷の日本車両製造豊川製作所でリニューアル更新工事を施工され“EXEα”となって出場し、甲種輸送されました。この編成と30253F(6両固定編成)は今年度の“EXEα”化(リニューアル)対象編成です。
▲“EXE”から“EXEα”に生まれ変わり、30000形30253Fの後を追うように出場した30053F。当面は大野総合車両所で年を越すものと思われ、重要部検査を通してから復帰となりそう。

今回のリニューアルで9号車デハ30003の上り方の台車は付随台車から電動台車に変更され車内の銘板は『日本車両 2020』に交換されているものと思われます。リニューアル内容は30052F+30252F以降の施工内容に準じていそうですが、ロマンスカー車内で実施された『走る喫茶室』(往年は“VSE”で飲料などのシートサービスがあった)でお馴染みの車内販売が今度の2021年3月のダイヤ改正をもって終了するため、3号車の元サハ30453(現在デハ30403)と9号車のデハ30003にある売店スペースの跡地を改造した車販準備室がどうなっているかに注目です。入場自体は30253Fよりも後ですが昨年度施工分の30056F+30256Fが運用復帰したタイミングで入れ替わるように30053F+30253Fが運用を離脱しリニューアル入場したために、こちらも珍しく年を跨がずの出場となりました。このあと大野総合車両所での重要部検査施工ののち試運転を経て運用復帰するものと予想されています。通勤形電車の1000形でもそうですが、リニューアル更新工事施工と重要部検査はセットとなっていますから、運用復帰は早くても来年になりますが、タイミングはダイヤ改正前になりそうでしょうか。

【ロマンスカー”EXE/EXEα”30000形電車 在籍状況】※2020年12月15日現在
《EXE》2編成
30055F+30255F30057F+30257F
《EXE→EXEα》0編成
《EXEα》5編成
30051F+30251F30052F+30252F30053F+30253F30054F+30254F30056F+30256F

【リニューアル更新工事の動き】
《2016年度》30051F+30251F 《2017年度》30052F+30252F
《2018年度》30054F+30254F 《2019年度》30056F+30256F
《2020年度》30053F+30253F 《2021年度》????????

【ロマンスカーEXEからEXEαへのリニューアルに伴う編成組成】
《リニューアル前》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+サハ30453+デハ30503+クハ30553
《リニューアル後》
クハ30053+デハ30003+デハ30103+クハ30153+クハ30253+デハ30203+サハ30353+デハ30403+デハ30503+クハ30553