2020年12月25日

【団体向けで活躍】東日本旅客鉄道185系200番台宮オオOM03編成(6両固定編成)が長野総合車両センターへ

2020年12月24日、東日本旅客鉄道大宮総合車両センター所属の185系200番台宮オオOM03編成(6両固定編成)が長野総合車両センターまで自走回送されました。この編成は185系200番台のなかで唯一の6両固定編成(元はグリーン車付きの7両固定編成)であり、団体専用列車で活躍する数少ない編成となっています。
▲クリスマスイブに長野総合車両センターに向かった185系200番台宮オオOM03編成。長野総合車両センターへの自走回送は廃車解体処分に伴う回送のイメージがあるため、仮にそうでなくても(疎開であっても)動向に注意したい車両ではある。

現在でも特急『踊り子』の185系0番台・200番台とは別に団体専用列車で活躍する同系列は0番台の宮オオC7編成(4両固定編成)、200番台の宮オオB7編成(4両固定編成)・宮オオB5編成・宮オオB6編成・宮オオOM03編成(6両固定編成)の6両3編成と4両2編成の合計26両となっています。同じ団体専用列車に使用されるE257系0番台や500番台はグリーン車込みの9両固定編成(※185系0番台のA編成より1両少ない)およびオール普通車の5両固定編成(※185系200番台6両固定編成よりも1両少ない)ですから、代替は不可能ではありません。E257系のうち転用改造を免れた0番台3編成(長モトM-105編成・長モトM-107編成・長モトM-111編成)や500番台の豊田車両センター常駐編成(千マリNB-10編成・千マリNB-11編成・千マリNB-12編成)もいますが、今年はこれらの編成も含めて新型コロナウィルスの影響から出番はほとんどなく限定的でした。2021年3月ダイヤ改正で定期営業運転を終了する185系に注目が行きがちですが(臨時特急列車に起用されることがあるため数編成は残留する可能性あり)、特急『踊り子』に使用している編成だけでなく団体専用列車専用となっている編成の動向にも気をつけたいところです。