2020年12月15日

【搬出完了】小田急電鉄1000形1751Fのデハ1901とクハ1951が北館林荷扱所へ陸送される

2020年12月15日、小田急電鉄1000形1751F(ワイドドア車6両固定編成)のうち、小田原(OH47)寄りのデハ1901とクハ1951が車体を分割のうえ、大野総合車両所から北館林荷扱所まで陸送されました。これで1751Fは全6両が搬出完了となります。
▲大野総合車両所解体線にて静かに解体搬出の時を待つ1000形1751Fの下り方の2両であるデハ1901とクハ1951。空調装置やクハ1951のスカートと連結器、乗務員扉横のブランドロゴマークや車番などが撤去されているが、ドアステッカーはそのままのようである。
▲今回搬出された2両(デハ1901・クハ1951)は写真手前の2両である。クハ1951には下り方にクヤ31形と連結するための連結器が備えられており、クヤ31形の電源供給車としての登板が最も多い1051F(4両固定編成)が使用できないときに1752Fとともに代役で使用されることがあった。
▲車輪を交換して『回送』表示で走行する1000形1062F。分かりにくいがクハ1062の車輪が新しくなっている。いつまで運用を続けてくれるのかも気になるが…。
▲大野総合車両所で重要部検査を通し運用復帰した1000形1253F。この編成だけ側面部の種別行先案内表示器が丸みを帯びたものとなっているため、ちょっとしたレア編成だ。

1000形ワイドドア車で初めて廃車となった1751F搬出作業が完了したことで1000形の動向がますます注目されるところですが、リニューアルされていない1253F(6両固定編成)の重要部検査出場や1062F(4両固定編成)の車輪検査出場があったため、この2編成はまだまだ運用を続けそうです。またこの日はワイドドア車の1756F(6両固定編成)のクハ1956の車輪交換が実施されたあとの試運転列車が運転され、動向が注目される車両とあって多くのファンが集まっていたようですね。6両固定編成で残っているワイドドア車5編成30両はいずれ廃車解体が予想されますが、1051F・1053F(4両固定編成)や1251F・1254F(6両固定編成)の動向にも注意が必要ですね。個人的には箱根登山鉄道区間専任のレーティッシュカラーの4編成(1058F・1059F・1060F・1061F)の処遇をどうするのかですが…。