2020年12月29日

【まさかの珍事】小田急電鉄小田原線の1215レ(平日E66運用)が3000形6両固定編成で運用される

2020年12月28日、小田急電鉄小田原線でまさかの珍事が起こりました。伊勢原(OH36)1番ホームで同駅始発の4302レ(平日13K運用・伊0555→松0816)に充当予定だった東日本旅客鉄道E233系2000番台が車両不具合を起こし、同列車が運休となりました。このため喜多見検車区唐木田出張所出庫運用の3800レ(平日E66運用・唐0634→宿0716)に充当されていたと思われる4000形4061Fが4302レに振り替えられたようです。
▲伊勢原始発の4302レの運休により、4000形で運用を振り替えた結果、3800レの折り返し1215レ(平日E66運用・小0859←宿0719)に急遽充当された3000形3254F(日本車両製造1次車)。本来は喜多見検車区で予備留置だったと思われるが、車両不具合により思わぬ形で緊急登板となった。

この結果、3800レの折り返しとなる1215レが3000形3254Fの6両固定編成単独で運用されました。3000形の6両固定編成による新宿(OH01)発着列車の優等列車運用は非常に珍しいことです。その列車の折り返しは本来1214レ(平日E66運用・小0906→宿1045)ですが、3000形3254Fの充当ということで、相模大野(OH28)までの運転に変更され、途中から昨日の土曜休日E13運用に充当されていた3000形3084F(元3662F)の運転に変更されているようです。相模大野で車両交換でもしたのでしょうか。この車両不具合のため朝の一部列車で遅延と運休が発生していました。ちなみにE233系2000番台東マト2編成の臨時回送列車が運転されていたために、同編成が平日13K運用に充当となる直前で故障を起こした可能性があります。たまたま昨日の土曜休日E65運用で喜多見検車区唐木田出張所に入庫していた4061Fがそのまま平日E66運用に充当された可能性が考えられるほか、新百合ヶ丘(OH23)の時刻表から3800レの発車7分後に4302レが発車するため、4000形4061Fが3800レから4302レに新百合ヶ丘で格下げ変更されたあと、3006レ(平日E29運用・小0542→宿0718)を先に通してから発車した可能性があります。4302レは新宿には行かない(東京地下鉄千代田線経由で松戸[JL-22]まで行く)ため、喜多見検車区予備留置の予定だった3000形3254Fを緊急で出庫させ、新宿まで回送のうえで1215レに充当させたものとみられます。2021年が迫る平日にこのようなことが起こっていたとはびっくりですね。