2020年12月5日

【ワイドドア車は初】小田急電鉄1000形1751Fのクハ1751・デハ1701が陸送される

2020年12月4日、小田急電鉄1000形1751F(ワイドドア車6両固定編成)のうち、新宿(OH01)寄りのクハ1751とデハ1701が車体を分割のうえ、大野総合車両所から北館林荷扱所まで陸送されました。この編成についても2両ずつに分けての陸送が行われるようです。
▲1000形ワイドドア車で初めて廃車除籍処分となった1751F、本格的な解体処分のために大手私鉄車両の“墓場”である北館林荷扱所へ。1000形の廃車は1751Fで20両を超え22両に及ぶ。

1000形ワイドドア車の解体処分に伴う陸送は当然のことながら初めてとなります。今後はデハ1801・サハ1851のペア、デハ1901・クハ1951のペアでそれぞれトレーラーの陸送で北館林荷扱所へ向かうものと思われます。元1081Fを皮切りに現在のところ10両固定編成以外で廃車が発生している1000形ですが、そのなかで朗報もあります。11月中旬に大野総合車両所に検査施工のため入場していた、側面部に種別行先案内表示器に特徴のある1253F(6両固定編成)が12月3日に検査出場を果たし、4日の平日A22運用から営業運転に復帰しております。さらには3000形3654F(旧東急車輛製造4次車)の帯色変更に伴う入場で1053Fと1062F(ともに4両固定編成)が組まれて運用されています。どちらも動向が注目されるなかでの動きですが、1253Fはリニューアルされずにそのまま出場しているため、いずれは今回の検査出場から約2~3年後ぐらいには廃車となってしまうのか心配になるところ。とくに6両固定編成はリニューアルされた編成がいませんので(10両固定編成の1号車~6号車に改造されている)、1000形の動きはもちろん、6両固定編成の動きがどうなるのかにも注目したいところです。