2021年6月18日から19日にかけて、東日本旅客鉄道185系0番台宮オオA6編成(クハ185-11以下10両)が所属先から武蔵野線経由で長野総合車両センターへ自走回送されました。全車両が廃車解体処分になるものと思われます。
▲185系0番台宮オオA6編成がついに自走で帰らぬ旅へ。これまで209系2000・2100番台やE217系など解体処分の車両が多いため、185系の廃車除籍は宮オオOM09編成以来のことである。宮オオA3編成・宮オオOM09編成では配給輸送だったが、宮オオA6編成では自走回送とされた。
185系電車の廃車除籍は3月末から4月に配給輸送された7両固定編成の200番台宮オオOM09編成以来で約2ヶ月ぶりのこととなります。これは新型車両E131系0番台・80番台(千マリ)やE235系1000番台(横クラ)の新製投入の関係で209系2000・2100番台の一部とE217系の廃車解体が進められており、廃車車両の留置スペースなどの関係があったものと思われます。0番台宮オオA3編成と200番台宮オオOM09編成では配給輸送列車で実施されましたが、0番台宮オオA6編成では珍しく自走回送となりました。これで残る185系は10両4編成(A1・A5・A7・A8)、7両2編成(OM04・OM08)、6両2編成(B5・B6 ※OM03を除く)、5両6編成(C1~C6)、4両2編成(B7・C7)の合計104両/227両の在籍となりました。
【185系0番台・200番台在籍状況】 ※2021年6月19日現在
全体=104両
《0番台》 在籍数=74両
[10両編成]A1・A5・A7・A8
[5両編成]C1・C2・C3・C4・C5・C6
[4両編成]C7
《200番台》 在籍数=30両
[7両編成]OM04・OM08
[6両編成]B5・B6
[4両編成]B7
★廃車済みの車両★
全体=123両
※単体で廃車のサハ185-7(C7)・サロ185形200番台(OM03・B2~B7)は車両数に含む
《0番台》 車両数=41両
[10両編成]A2・A3・A4・A6
《200番台》 車両数=76両
[8両編成]B2
[7両編成]OM01・OM02・OM05・OM06・OM07・OM09・B1
[6両編成]OM03・B3・B4
※宮オオB2編成はサロ185-204を抜き、宮オオB7編成の電動車1ユニット2両(ハイフン以下231)を連結して8両編成を組成し臨時列車で運用ののち廃車。
※宮オオOM07編成は宮オオOM06編成からサロ185-211と電動車1ユニット2両(ハイフン以下221)を連結しA編成と同じ10両編成を組成、上野東京ライン関連の試運転に使用後廃車。