2021年6月14日

【2両ずつ陸送】小田急電鉄1000形1752F(ワイドドア車6両固定編成)のクハ1752・デハ1702が陸送される

2021年6月14日、小田急電鉄大野総合車両所で空調装置やパンタグラフが撤去され廃車除籍処分となった1000形1752F(ワイドドア車6両固定編成)のうち、上り新宿(OH01)寄り2両のクハ1752・デハ1702が車体を分割され大野総合車両所から北館林荷扱所まで陸送されました。
▲廃車除籍処分となった1000形1752Fのクハ1752とデハ1702(写真手前側2両)が大野総合車両所から旅立った。1000形ワイドドア車で生え抜きの6両固定編成はこの編成の廃車除籍をもって消滅した。

1000形ワイドドア車の廃車除籍処分は昨年12月の1751F以来で2編成目となります。それでもまだワイドドア車でようやく2編成目という感じもしますが、5000形の投入のタイミングや1000形4両固定編成、8000形チョッパ制御更新車(8251F・8255F)の廃車もあったほか、6両固定編成は江ノ島線・多摩線全線のほかに小田原線新松田(OH41)~小田原(OH47)間の区間運用もあるため、運用離脱のタイミングを見極めていた可能性があります。この編成についても2両ずつの陸送が実施されるようで、最初の2両の陸送後にデハ1802とサハ1852が解体線に移動しており、こちらも搬出されるものと思われます。1752Fの廃車に伴う陸送が完了した後に車番を隠されている1062Fにも動きが出てくるものと思われます。

ところで、10日に結成され、12日に定期検測運転を行うために一時的に解放され、14日に再度結成された1000形1051F(4両固定編成)と1251F(6両固定編成)の10両編成が運用されています。めったに見ることができなくなった1000形4両+6両の組成を見ることができます。

【小田急電鉄1000形の在籍状況】
※2021年6月14日現在 合計164両/全体196両(改造中を含む)
青色…リニューアル車、赤色…レーティッシュ(非リニューアル)、
灰色…廃車予想

*4両固定編成…12編成(48両、リニューアル28両、レーティッシュ16両)
内訳…
1051F1057F1058F1059F1060F1061F1063F1064F1065F1066F1067F1069F

*6両固定編成…8編成(48両、ワイドドア24両)
内訳…1251F1253F1254F
1753F1754F1755F1756F

*10両固定編成…7編成(70両、リニューアル60両、大規模改造30両)
内訳…1091F1092F1093F1094F1095F
1096F1097F
※1095F以降は4両固定編成と6両固定編成を改造(1097Fは元1081Fの付随車も活用)。

*リニューアル更新工事中…10両
内訳…1092F

*休車中…4両
内訳…1062F

*廃車確定済…32両 ※搬出予定車両を含む
内訳
【編成単位で廃車】 合計24両
1053F(クハ1053・デハ1003・デハ1103・クハ1153)
1054F(クハ1054・デハ1004・デハ1104・クハ1154)
1068F(クハ1068・デハ1018・デハ1118・クハ1168)
1751F(クハ1751+デハ1701+デハ1801+サハ1851+デハ1901+クハ1951)
1752F(クハ1752+デハ1702+デハ1802+サハ1852+デハ1901+クハ1952)

【車両単体で廃車】 合計8両
元クハ1155(元1055F)・元クハ1255(元1255F)
元クハ1081・元デハ1031・元デハ1131・元デハ1331・元デハ1431・元クハ1481(元1081F)