2021年6月29日

【速報・遂に実車登場】相模鉄道20000系21101F(8両固定編成)が登場、かしわ台車両センターへ甲種輸送される

2021年6月28日より、日立製作所笠戸事業所で製造された相模鉄道20000系で初の8両固定編成である(21000系のトップナンバー)21101Fの甲種輸送が実施されています。
▲相模鉄道20000系に初の8両固定編成の実車が登場。この系列の電動車と付随車の比率は10両固定編成では5M5Tであるが、8両固定編成では東京地下鉄17000系8両固定編成と同じ組成となっており4M4Tと思われる。
▲車端部のユニバーサルデザインシート。20000系20101Fでは優先席の一部のみであるが20102F以降は連結面寄り車端部の一般座席にも採用されている。

編成は牽引機次位より、本線内・いずみ野線内を基準に横浜(SO-01)寄りから『21101』・『21201』・『21301』・『21401』・『21501』・『21601』・『21701』・『21801』で構成されており、『21201』・『21401』・『21501』・『21701』にパンタグラフと制御装置が搭載されているため、この4両は電動車と思われます。それ以外の中間車は付随車と思われます。一部の仕様変更があるのかどうか注目されますが、基本的に20102F以降の10両固定編成をベースとしているため、引き続き個別ドアスイッチが設置されているほか、車内LCD式旅客案内表示器が2画面、防犯カメラ付きで各ドア上に設置されているものと思われます。座席は車端部の一部でユニバーサルデザイン仕様(黄色の取っ手がついていて座高が少し高いもの)が採用されているものと思われます。最後尾のクハ21801にはマスコットキャラクターのそうにゃんのぬいぐるみが乗せられていました。

4号車のモハ21401と5号車のモハ21501の間が分割できるようになっているため、相模貨物ターミナルで休憩し、東日本旅客鉄道相模線の終電を待って4両ずつに分けたうえでかしわ台車両センターへ搬入されるものと思われます。今年度の事業計画では21104Fまでの4編成の投入を発表しており、そのうちの1編成目となります。