2021年6月15日、西武鉄道9000系9104Fが10両固定編成から4両固定編成に短縮のうえでワンマン運転対応改造工事を受けて出場し、南入曽車両基地まで試運転ののち上石神井車両基地を経由して新たな所属先となる玉川上水車両基地へ回送されました。
▲9000系は9104Fの出場をもって全車解体の9101F・9106F・9107F以外が多摩湖線系統に転用された。白帯撤去などの多少なりの変化はあったものの、9101Fの桃色以外の塗装が維持された形になった。
多摩湖線では3扉車(新101系)から4扉車(9000系)に統一されたものの、一部では2000系4両固定編成が代走するなどしていたため、9000系の予備車が少なかったことがうかがえます。しかし9104Fが出場したことで9000系に予備ができる可能性があることから、多摩湖線での2000系の代走運用は9000系の予備に余裕がないときに行われるものと思われます。9000系が入ったことで新101系の活躍の場が狭山線(このため狭山線では2000系4扉車から新101系3扉車に変更される)と孤立路線の多摩川線に限定され、新101系の所属先も玉川上水車両基地から小手指車両基地に移っています。多摩川線で使用されている車両も書類上は玉川上水車両基地から小手指車両基地に転属しているということになるのかな?