2021年6月9日

【ありがとうクラシック】西武鉄道10000系10105F(レッドアロークラシック)が横瀬車両基地に廃車回送される

2011年11月27日から初代レッドアロー塗装をイメージして西武鉄道池袋線・新宿線の特急列車で活躍した南入曽車両基地所属の10000系10105F(レッドアロークラシック)が2021年6月8日にラストランヘッドマークを掲出したまま小手指車両基地から横瀬車両基地へ自走回送されました。廃車除籍処分になるものと思われます。
▲2021年4月の定期営業運転終了後の5月にも臨時特急列車に充当されるなど数多くの人に愛され、6月5日の武蔵丘車両基地一般公開の臨時列車および車両展示で最後の花道を飾ったレッドアロークラシック塗装の10000系10105Fが帰らぬ旅へ。
▲レッドアロークラシック塗装の10000系10105Fは新製配置先は新宿線の南入曽車両基地だった。2011年6月から2020年3月まで小手指車両基地に転属し池袋線で運用され、ごくまれに新宿線で代走運用されることもあった。2020年3月から2021年4月までは再び新宿線で運用された。

同編成は2011年11月からこのクラシック塗装で長らく愛されたことから西武新宿(SS-01)・飯能(SI-26)寄りのクハ10105には『惜別』、池袋(SI-01)・本川越(SS-29)寄りのクハ10705には『最終』の札をそれぞれ掲出していました。なおラストランヘッドマークはそのまま掲出されていました。この編成の今後が注目されますが、全車両解体、一部保存、一部譲渡のいずれかが考えられます。しかしながら10000系はトップナンバーの10101Fの3両が保存されていますし、10102Fと10106Fの一部車両(4両)は富山地方鉄道に譲渡されています。しかも譲渡の際にクハ10700のトイレが車椅子対応でないために両先頭車を車椅子対応トイレのあるクハ10100で揃えており(10106Fの両端2両を活用するが車椅子対応トイレに統一するために、クハ10706をクハ10102に差し替えた)、そのまま転用するのは難しいように感じます。

~レッドアロークラシック塗装の10000系10105F、長らくの活躍お疲れさまでした~