2021年6月1日、普段であれば小田急電鉄3000形1次車・2次車(6両固定編成)と組まれていることが多い8000形8051F(4両固定編成)が8000形6両固定編成と組まれて運用されています。8051Fと8000形の別の編成が組まれるのは久しぶりのことです。
▲8000形8051Fが久しぶりに8000形6両固定編成と組まれた。その相方はこれまで単独運用となっていた8260Fであり、8051Fと8260Fは8000形が同一番号で組まれる以前および8260F側の種別行先案内表示器のフォントがゴシック体になる前に組まれていたことがある。
▲8000形8051Fと組まれた8260F。リニューアル年度は8260Fの方が先(2006年度)だが、8051Fで初採用の空気式ドアエンジン以外は8260Fのリニューアル内容が踏襲されている。
8000形8051Fは2007年度のリニューアル編成で、廃車除籍となった8251Fが2002年度に界磁チョッパ制御のまま更新されたことや連結器の2段化された(8251Fではされなかった)ことなどを理由に併結相手は8000形のVVVFインバータ制御車に限定されていたほか、2012年以降は3000形1次車および2次車と組まれることが多くなり、8000形が同一番号で組まれることが定着化して以降は3000形1次車・2次車と組むことが基本的となっていました(8055Fも同様で、8064Fは相方が事故廃車となって以降、基本的に3000形1次車・2次車と組まれている)。
8000形は8051F・8055F・8064Fを除き基本的に同一番号(例…8053Fの相方は8253F、8063Fの相方は8263Fなど)で組まれることが多いですが、相方が重要部検査や車輪交換などで大野総合車両所に入出場するタイミングで異なる番号同士で組まれることがあります(例…8052Fの相方が8252Fではなく8265Fになるなど)。8000形が同一番号で組まれることが定着して以降は同形式同士でも異なる番号で組まれるケースの方が珍しくなっています。
8051Fと8260Fの組み合わせは私にとってはとても懐かしい組み合わせだったように思います。これは同形式が同一番号で組まれることが定着する前の半固定の組み合わせで、このときは8260Fの種別行先案内表示器のフォントが明朝体(現在はゴシック体に統一)だったときだったので、それを思い出しました。しかも8051Fが別の8000形と組まれること自体が非常に珍しくなっていますので、見る価値はあるかもしれませんね。