2021年6月23日、東日本旅客鉄道国府津車両センターの215系横コツNL-1編成(クモハ215-1以下10両)が長岡車両センター所属のEF64形1031号機に牽引され国府津車両センターから長野総合車両センターへ配給輸送されました。全車両廃車解体になるものと思われます。
▲215系のトップナンバーは盛岡車両センター青森派出所ではなく長野総合車両センターへ配給輸送された。横コツNL-3編成・横コツNL-4編成のときには185系、209系、E217系の廃車もあったために車両留置スペースに余裕がなく盛岡車両センター青森派出所での解体となったが、長野総合車両センターでの車両留置に余裕ができたものと思われる。
▲215系の登場は1992年。約28年間の活躍に幕を下ろし、深夜にも関わらずファンに見守られ旅立った。残る215系は横コツNL-2編成で、私が同系列で最後に乗車した編成だ。
▲同系列は中央本線を自走できるため、自走回送も不可能ではないが、EF64形1031号機の牽引となった。オール2階建て車両で着席定員1,010人を誇った希少車両がいよいよ形式消滅になる。
前回までの215系横コツNL-3編成・横コツNL-4編成では盛岡車両センター青森派出所へ輸送されていましたが、長野総合車両センターへの配給輸送は215系では初めてです。これには185系、209系、E217系の廃車が関係しており、これらの留置スペースが埋まっていたために先の2編成では青森派出所での解体作業になったものとみられます。しかしながら解体作業が順調に進み、車両留置スペースが空いてきたことから、185系0番台宮オオA6編成と215系横コツNL-1編成の廃車解体作業に向けた準備として長野総合車両センターへ向かったものと思われます。最後の横コツNL-2編成も長野総合車両センターでの解体作業となるのでしょうか。