2021年6月20日

【防犯カメラも設置】小田急電鉄4000形4051F、常磐緩行線対応のワンマン運転対応改造工事を受ける

2021年6月18日、小田急電鉄4000形4051Fが入場先の大野総合車両所を出場し小田原線相模大野(OH28)~小田原(OH47)間で試運転を実施しました。この編成は4月上旬から入場していたため、じつに約2か月半ぶりの走行となっています。
▲4月上旬の大野総合車両所への入場で東日本旅客鉄道常磐緩行線に対応するワンマン運転対応の改造工事を受けた4000形4051F。車内には防犯カメラが設置されたほか、運転台の上部には乗降安全確認のモニターが設置されている。
▲4000形で進められている車内照明のLED化は4051Fでは実施されておらず蛍光灯のままであるが、いずれはLED照明となるはず。

この編成は今回の入場で改造工事が実施されたようで、同形式の乗り入れ先である東日本旅客鉄道常磐緩行線でのワンマン運転に対応しました。このためグラスコックピット上部には乗降安全確認モニターが設置され、乗務員室内の車番(4051・4551)の位置が貫通扉寄りの上部に変更されているほか、車内LCD式旅客案内表示器付近には車内防犯カメラが千鳥配置で新たに設置されました。さらに乗務員の鞄を置いていたスペースに別のモニター画面が設置されていることから、乗務員室と客室を仕切る大きな窓の下半分が黒いシートで覆われています。なお4051Fでは4000形の他編成で順次進められている車内灯のLED化(川崎重工業製造)は実施されておらず、従来の蛍光灯のままとなっています。これらの改造工事は他編成にも普及するものと思われ、4051F以外の15編成にも施工されることでしょうね。