2024年1月11日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センター所属のE217系都クラY-8編成(クハE217-8以下11両)が新潟車両センター所属のEF64形1030号機に牽引され所属先から南武線経由で長野総合車両センターへ配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲E217系都クラY-8編成がEF64形1030号機に導かれて帰らぬ旅へ。今回は夜間帯ではなく日中時間帯に運転された。E217系の配給輸送は昨年12月の都クラY-19編成以来だが、日中時間帯での配給輸送は昨年10月以来となる。
▲E217系都クラY-8編成の配給輸送を担当したEF64形1030号機。
▲E235系1000番台は基本編成・付属編成の最初の7編成の11号車(クハE235形1000番台)・増1号車(クハE234形1100番台)に増解結可能な2段式電気連結器が備えられていたが、昨年11月中旬頃から都クラF-01編成・都クラJ-01編成を皮切りに撤去が行われ、スカート形状が都クラF-08編成・都クラJ-08編成以降と同じものに変更されている。
今回の配給輸送については夜間帯ではなく日中時間帯に運転されました。基本編成または付属編成2本の廃車の場合は長野総合車両センターへの配給輸送、付属編成単独のみの廃車の場合は東京総合車両センターへの自走回送(ドアステッカー類の撤去)で行われているようです。今回の配給輸送で廃車解体処分となる都クラY-8編成は同系列の基本編成で最後の1桁の番号編成でした。
なおE235系1000番台では昨年11月中旬ころから、最初に落成した7編成(都クラF-01編成~都クラF-07編成・都クラJ-01編成~都クラJ-07編成)の11号車クハE235形1000番台と増1号車クハE234形1100番台に搭載されていた電気連結器の撤去が進められており、すでに都クラF-01編成・都クラJ-01編成と都クラF-02編成・都クラJ-02編成では撤去が完了しています。残る基本編成・付属編成の5編成でも同様の作業が行われるものと思われます。将来的な組成変更や転属を考慮して11号車・増1号車に電気連結器を備えて最初の7編成は落成していましたが、結局はE217系と異なり使用しない電気連結器は撤去してスカート形状を変更することになったようです。取り外された電気連結器は今後の新製編成に活用するのかな?