2024年1月28日

【急遽トップナンバーに】東日本旅客鉄道E217系旧塗装(未更新時代の塗装)を都クラY-101編成で復刻

2024年1月27日、東日本旅客鉄道鎌倉車両センターでE217系付属編成の先頭車に登場当時から制御装置更新工事実施前までの帯色と“E217”のロゴを再現した撮影会が行われました。当初は都クラY-141編成(クハE217-2041以下4両)を使用する予定でしたが、運用上の都合で急遽都クラY-101編成(クハE217-2001以下4両)が使用されました。
▲当初鎌倉車両センターでのリバイバル撮影会に使用予定だったE217系都クラY-141編成。同編成の増1号車にクハE216-2001(廃車除籍処分済みの都クラY-1編成の1号車として落成していた1次車)が組み込まれており、この車両にSNSでの事前投票で募集をした、同系列に再現してほしい帯色(登場当時の横須賀色、実際にあった湘南色など)を巻く予定であった。
▲鎌倉車両センターでの撮影会に急遽使用されたE217系都クラY-101編成。当初使用予定の都クラY-141編成のクハE216-2001と同じ1次車のためにこの編成が用いられた。同編成は実際に東海道線での運用経験があり、SNSで事前募集した再現してほしい帯色として最多票を獲得した湘南色を実際に巻いていたことがある。

この撮影会では鎌倉車両センター所属で廃車が進んでいるE217系の先頭車に、登場当初から制御装置更新工事施工前までの帯色と前面部の“E217”ロゴを再現して行われましたが、この前に撮影会使用時の塗装を選択肢から選ぶ投票で、2006年から2015年まで見られた湘南色が最多票を獲得していました。当初使用予定であったE217系都クラY-141編成のクハE216-2001は落成当初は廃車除籍処分済みの都クラY-1編成の元1号車でした。このあと落成した都クラY-141編成に組み込まれていた車椅子対応トイレ付き車両のクハE216-2061と相互交換されていました。今回登場当時の塗装に復刻されたのは都クラY-101編成のクハE216-2001で、種別行先表示もかつて存在した『通勤快速』や成田空港(JO-37)行きの愛称である『エアポート成田』が表示されました。
▲1月24日にはE217系付属編成2本、都クラY-108編成都クラY-110編成が同時に旅立った。一時期は譲渡の噂もあったが、実現は叶うことはない。

今そのイベントが行われる数日前の24日にはE217系都クラY-108編成(クハE217-2008以下4両)と都クラY-110編成(クハE217-2010以下4両)がEF64形1030号機の牽引で長野総合車両センターまで配給輸送されており、こちらは解体処分となるようです。E235系1000番台の増備も引き続き進められており、1月19日に総合車両製作所新津事業所から登場した都クラJ-29編成が現時点での最新編成となっています。

ところでE217系基本編成とE235系1000番台の一部編成ではグリーン車の料金改定およびICカードでグリーン券を購入する場合と現金でグリーン券を購入する場合とに分けて通年同額とするため、一部でグリーン車案内放送に変化が出ているようです。これまでは『グリーン券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますので、ご了承ください』と流れていた文面が省略されているようです。これはE231系1000番台・E233系3000番台やE531系0番台でも更新される可能性があります。E233系0番台では最初から新料金体制となることが予想されるので、『グリーン券を車内でお買い求めの場合、駅での発売額と異なりますので、ご了承ください』は流れないものとみられます。