2024年1月30日

【帯違えど古巣へ】東日本旅客鉄道209系1000番台都トタ82編成、約5年ぶりに団体専用列車で常磐線を疾走

2024年1月28日に、東日本旅客鉄道豊田車両センター所属の209系1000番台都トタ82編成(クハ209-1002以下10両)を使用した録音専用の団体専用列車が常磐線で運転され、それに伴う送り込み回送列車に乗車するプランが27日に実施されました。
▲209系1000番台都トタ82編成が約5年ぶりに古巣路線で客扱い。車内案内表示器は駅番号非対応ながらも『次は○○(常磐線の駅名)』と表示され、上野(JJ-01)や取手(JJ-10,JL-32)を表示していた。

209系1000番台が常磐線を走行するのは約5年ぶりのこととなり、車内のLED式案内表示器も駅ナンバリング非対応ながらも作動する(ただし転属前は常磐緩行線内でも駅番号には対応していた)など、久しぶりの常磐線走行となった209系1000番台での貴重な三菱電機製GTO素子を楽しめたようです。この系列は中央線のE233系0番台のグリーン車の組み込みに関連して予備車両確保を目的に豊田車両センターに配属されており、基本的にほとんど固定された平日97T運用・平日99T運用および土曜休日97T運用に入っています(ダイヤ乱れの場合はその限りではない)。

E233系0番台のグリーン車は現時点でハイフン以下16のユニットまで落成しましたが、30日にはハイフン以下17から20までのユニット(8両)が総合車両製作所横浜事業所から新製出場しました。制御装置更新工事を受けずにGTO素子を維持し続けた209系1000番台の今後が注目されています。