2024年1月5日、初代塗装から2代目塗装への変更が進められている東日本旅客鉄道鎌倉車両センター本所所属のE259系(都クラ)の初代塗装編成を使用する団体専用列車に乗車し、鎌倉車両センターと国府津車両センターで新旧デザインの編成などの撮影会を実施する「最後の旧デザイン『マリンエクスプレス踊り子号』で巡る車両センター撮影会ツアー」を2月17日に開催することが発表されました。
▲塗装変更が進み、初代塗装は残り5編成(入場中の編成を除く)となったE259系(写真は初代塗装の都クラNe004編成・2代目塗装の都クラNe012編成)。塗装の変更自体は両先頭車に限られるため、2024年3月16日のダイヤ改正を目前に塗装変更が完了することになりそうか。
▲2012年12月から2020年3月までの土曜休日を中心に実際に運転されていたE259系の特急『マリンエクスプレス踊り子』(写真は都クラNe005編成で現在は2代目塗装に変更済み)。この時の特急料金は251系で運転されていた『スーパービュー踊り子』(現在の『サフィール踊り子』)と同じA特急料金が適用されていた(ただし『踊り子』は当時B特急料金だった)。
登場当初から特急『成田エクスプレス』に使用されてきたE259系は塗装変更の進捗により、現在の旧デザインで残る編成は入場中の都クラNe017編成(クロE259-17以下6両)を除くと都クラNe004編成(クロE259-4以下6両)・都クラNe018編成(クロE259-18以下6両)・都クラNe019編成(クロE259-19以下6両)・都クラNe021編成(クロE259-21以下6両)・都クラNe022編成(クロE259-22以下6両)のみとなっており、このうち最後まで初代塗装のままで残る編成が2012年12月から2020年3月までの土曜休日の一部日程を中心に設定されていた臨時特急『マリンエクスプレス踊り子』仕様となって団体専用列車に使用されるようです。鎌倉車両センターと国府津車両センターでは撮影会が開催され、鎌倉車両センターでは新旧デザインのE259系と普段から横須賀線・総武快速線・成田線内でも顔を合わせるE217系・E235系1000番台の3系列4編成、国府津車両センターでは団体専用列車に使用の旧デザインのE259系と、東海道線などで使用されているE231系1000番台・E233系3000番台(いずれも都コツ)の3系列3編成を並べての撮影会となります。最後まで残った旧デザインのE259系は団体専用列車に使用後に大宮総合車両センターに入場となり、塗装変更が行われるものと思われます。
なお『マリンエクスプレス踊り子』仕様の団体専用列車は大船(JT-07,JO-09)→熱海(JT-21)→国府津(JT-14)→国府津車両センター→国府津→熱海→大船で運転され、実際に特急『マリンエクスプレス踊り子』で走行した区間を一部旅客線経由で走るものと思われます。E259系の初代デザインの撮影チャンスはこれが最後となるかもしれませんね。