2024年1月26日

【八潮に快速停車へ】首都圏新都市鉄道が2024年3月16日実施のダイヤ改正の概要を発表

2024年1月25日、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが2024年3月16日実施のダイヤ改正の概要を発表しました。今回のダイヤ改正では快速の停車駅が追加されるほか、平日朝夕の通勤通学時間帯の増発などが挙げられます。
▲首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスの優等種別は3種類あり、通勤快速・区間快速・快速が運転されている。優等種別列車はすべて交直流電車のTX-2000系またはTX-3000系で運用されている(写真はTX-3000系TX-3185F)。

首都圏新都市鉄道の快速は区間快速・通勤快速よりも上位の優等種別で、優等種別の全列車(普通列車を含めたつくば発着の全列車)が交直流電車のTX-2000系またはTX-3000系で運用されています。このうち停車駅が最も少ない快速は秋葉原(TX-01)~北千住(TX-05)間各駅・南流山(TX-10)・流山おおたかの森(TX-12)・守谷(TX-15)・つくば(TX-20)が停車駅となっていますが、今回改正では停車駅に八潮(TX-08)が追加され、大半の快速と普通列車が緩急接続を取ることにより、八潮乗り継ぎで快速が通過する各駅への利便性と、八潮から1本で北千住・秋葉原方面および守谷・つくば方面への速達性が向上されます(現行は普通列車が八潮で快速の通過待避をする)。同駅には通勤快速と区間快速が停車していますが、日中時間帯の同駅停車の優等種別列車は区間快速のみとなっています。

また平日朝の通勤通学時間帯に秋葉原~八潮間の普通列車を上下2本ずつ増やし、混雑がピークとなる時間帯の1時間とそのあとの1時間の本数が増えます。またつくばを16時台から18時台(つまり夕方ラッシュ時間帯)に発車する上りの優等種別列車の運転間隔を均等化し、乗車機会を均等化することで利便性を向上するほか、守谷17時台の始発の秋葉原行き普通列車の1本を区間快速に格上げしてつくば発に変更し、つくば→守谷間で1本増発となります。なお時刻表上では4058レ(つ1711→秋1806)が普通列車に、そのあとが快速(3032レ(つ1742→秋1827)のダイヤ変更、17時19分発)、そのあとの5040レ(つ1732→秋1834)と3032レが区間快速にそれぞれ変更されているように見えます。