2023年1月31日、東京地下鉄鷺沼検車区に所属する半蔵門線の8000系8102Fが所属先から北館林荷扱所へ自走回送されました。この編成は同系列唯一のD-SRと東武鉄道デジタル無線に非対応の編成ということでで、廃車解体処分のためと思われます。
▲8000系でD-SRおよび東武鉄道のデジタル無線に対応していない8102Fが北館林荷扱所へ旅立った。東急電鉄8500系8637Fが1月25日に旅立っているため、東武鉄道伊勢崎線方面に直通しない『サークルK』編成が再び消滅した。
同系列でD-SR非対応の8102Fは昨年11月19日から東武鉄道伊勢崎線(スカイツリーライン)でデジタル無線の運用を開始したことから同線に乗り入れできなくなり、両編成に黒い丸枠の中にアルファベットの”K”が書かれた『サークルK』ステッカーが掲出され、それ以降は平日中心の伊勢崎線に一切乗り入れないS運用を中心に運用されていました。前回の8114Fでは『サークルK』となってわずか2週間で北館林荷扱所へ旅立ちましたが、今回の8102Fでは8114Fよりも約2ヶ月間長く『サークルK』として活躍しました。東急電鉄8500系も全編成が消滅したことから、再び東武鉄道に乗り入れない『サークルK』の編成は完全消滅となります。
【鷺沼検車区8000系の在籍状況】2022年1月31日現在
《現役》 8編成( 80両)
8101F・8104F・8106F・8109F・8110F・8115F・8116F・8118F
《廃車》11編成(110両)
8102F・8103F・8105F・8107F・8108F・8111F・8112F・8113F・8114F・8117F・8119F