2023年1月10日未明、東急電鉄の転換クロスシート車“Q SEAT”車両の4両が総合車両製作所横浜事業所で製造され、ラッピングなしの無塗装かつ車番表記なしの状態で出場し、長津田検車区までの甲種輸送が実施されています。
▲5000・5050系元0番台5166Fに相模鉄道直通対応工事を施し、4号車・5号車となる部分に“Q SEAT”車両を組み込んで登場した4000番台4112F。今回の“Q SEAT”車両は電動車と付随車の1両ずつ、2編成分4両ということで、東横線の5000・5050系0番台(8両固定編成)の相模鉄道直通対応編成に組み込んで改番されるものと思われる。
▲6000系6101Fと6102F、6020系6121Fと6122Fの3号車に組み込まれている大井町線の“Q SEAT”車両。ロングシートの状態であるときは“Q SEAT”サービス対象外である。
▲5000・5050系4000番台4112Fの4号車・5号車に組み込まれた東横線の“Q SEAT”車両。着席サービス導入開始まではロングシートの状態で運用されている。サービス対象区間と対象列車、運転区間がどうなるかだ。
▲相模鉄道直通対応工事を施工されている5000・5050系0番台5167F・5168F・5169Fの動向が注目されることになる。
今回出場した“Q SEAT”車両はパンタグラフ付き電動車1両と付随車1両が2編成分であることから、5000・5050系0番台のうち相模鉄道直通に対応の3編成(5167F・5168F・5169F)のうち2編成に組み込まれて4000番台(→4113F・4114F)に改番されるものと思われます。前回の4000番台4112Fと同様に4号車・5号車に組み込むものとみられます。なお制御装置は4000番台以降と同じ後期型の日立製作所製IGBT素子で、既存車両側の制御装置の交換は実施されないものとみられます。番号順となると最初に5167Fに組み込まれるのでしょうか。長津田検車区への回送がある場合は注意が必要です。