2023年1月23日

【大人気の185系再び起用へ】東日本旅客鉄道が春の臨時列車の概要を発表

2023年1月20日、東日本旅客鉄道が2023年春の臨時列車の運転概要を発表しました。乗車や撮影の際は新型コロナウィルス感染症に十分ご注意ください。首都圏エリアでは3月18日のダイヤ改正から高崎線の定期特急列車(『草津・四万』と『あかぎ』)に投入される予定のE257系5500番台(宮オオ)を用いる列車が中心ですが、185系を使用する列車もあります
▲(イメージ)臨時特急列車に起用されるE257系5500番台。3月18日以降は『草津・四万』や『あかぎ』といった定期特急列車にも起用されるため、活躍の場が増えそうだ。新規設定となるのは中央線八王子(JC-22)始発で伊豆急行直通の伊豆急下田(IZ-16)行きとなる特急『いず』である。房総各方面への臨時特急列車には幕張車両センター所属のE257系500番台が充当される場合がある。
▲(イメージ)中央線特急『あずさ』には臨時列車としてE257系5000番台が起用される列車もある。この場合のグリーン車は元8号車の半室部分になるので注意してほしい。
▲(イメージ)今年度中の全車両廃車が予想されていた185系0番台・200番台だが、同系列の人気は根強く今春の臨時列車に起用されることとなった。ストライプ塗装の宮オオB6編成が主に使用され、新幹線リレー号塗装の宮オオC1編成は予備編成として機能しそうか。

首都圏エリアの春の臨時列車は今年3月18日から高崎線の定期特急列車に充当予定の、大宮総合車両センター東大宮センターに所属するE257系5500番台を使用する列車が多いですが房総方面への臨時列車には幕張車両センター所属のE257系500番台が使用される場合があります。また常磐線方面を中心にE653系1000番台水カツK70編成やE657系を使用する臨時列車もいくつか設定されています。なかでも注目は2022年度中に全廃になるものと思われていた185系を使用する臨時列車です。

185系充当列車はすべて臨時特急列車で前面部・側面部ともに『臨時特急』幕で運転されるものと思われます。充当列車は4月22日・23日と5月3日から6日まで運転の臨時特急『あしかが大藤まつり号』(東海道線大船(JT-07)~両毛線足利間)、6月3日・4日と17日・18日に運転の臨時特急『谷川岳もぐら』『谷川岳ループ』(高崎線大宮(JU-07)~上越線越後湯沢間)となっています。なのでこの時点で夏の手前までは同系列の活躍が見られることになります。

新規設定の列車は3月4日と5日に中央線八王子と伊豆急行伊豆急下田を1本で結ぶ臨時特急『いず』です。いかにも『踊り子』を愛称変更したかのような列車名ですが、貨物線経由での運転となることが予想されます。なお釜石線花巻~釜石間で2014年から運転されていた『SL銀河』は今春の運転で最後となる見通しです。新花巻では『SL銀河』発着前後にメロディが鳴るようになっていますので、そのメロディも聞き納めとなってしまいそうですね。