2023年1月25日、東日本旅客鉄道相模線で使用された国府津車両センターの205系500番台横コツR8編成(クハ205-508以下4両)と横コツR13編成(クハ205-513以下4両)が所属先の国府津車両センターからEF64形1030号機の牽引で長野総合車両センターに配給輸送されました。廃車解体処分のためと思われます。
▲長野総合車両センターに旅立った205系500番台横コツR8編成。
▲長野総合車両センターに旅立った205系500番台横コツR13編成。この編成はすべて大船工場製造のラストナンバーだった。これで残りは横コツR1編成のみとなった。奇しくもこの日は東急電鉄8500系の最後の編成の廃車回送と重なっている。
205系500番台の廃車解体処分に伴う配給輸送列車の運転は昨年12月以来のことで、2023年に入ってからは初めてで、長野総合車両センターに配給輸送されるのは4回目です。このうち横コツR13編成は全4両が大船工場で製造されたほか、現役時代には『鉄腕アトム』のシルエットのヘッドマークを掲出して運用されていたことがありました。種別行先表示器や列車番号表示器は抜かれていて、最後尾は『回送』『相模線』と書かれた紙が掲出されていました。これで205系500番台の残数は1編成4両(横コツR1編成)のみとなりました。
【205系500番台の在籍状況】※2023年1月25日時点
《在籍両数》 1編成 4両
《疎開留置》 1編成 4両(R1)
《廃車解体》12編成48両(R2・R3・R4・R5・R6・R7・R8・R9・R10・R11・R12・R13)