2023年1月25日、相模鉄道で新製当初より車体側面部に車外スピーカーを設置している車両(11000系、12000系、20000系の全編成)に30日から発車メロディの機能が搭載されます。30日以降は乗降促進放送が流れる際に発車メロディも流れるものと思われます。
▲新製当初から車外スピーカーを設置する11000系、12000系、20000系。乗降促進放送は乗務員が出発時の注意喚起が必要と判断した場合に流れるが、実際は自社線内でも自動放送のみの案内が多い。これは相模鉄道乗り入れ車両(東日本旅客鉄道E233系7000番台など)にも適用される可能性がありそうだ。
▲東急電鉄からの乗り入れ車両は3020系を除き、空調装置部分に車外スピーカーが隠れる形で設置されており、そこから乗降促進放送が流れている。
▲8000系・9000系・10000系には車外スピーカーが設置されていないため、メロディ機能はもちろんだが乗降促進放送もない。
これは3月18日に開業する東急電鉄新横浜線、さらに目黒線・東横線との相互直通運転開始に向けた準備で乗降促進放送に発車メロディ機能を追加するものとみられます。乗り入れ先となる東急電鉄目黒線の運用車両で変更されている乗降促進放送のメロディが相模鉄道車両にも入るものと思われます。ちなみに相模鉄道本線に乗り入れる東日本旅客鉄道E233系7000番台には“Water Crown”や“Gota del Vient”といった、聞くことが多い発車メロディが搭載されていますが、相模鉄道管内で流れることはあまりありません。