2023年1月18日、江ノ島電鉄が同年3月18日にダイヤ改正を実施し、約70年間維持してきた約12分間隔での運転を変更し、約14分間隔での運転に変更することを発表しました。これで1時間あたり5本の運転から4本~5本に変更され、一部減便される形となります。
▲約70年間にわたり約12分間隔の運転を維持してきた江ノ島電鉄。土曜休日には観光路線になることもあって混雑による遅延も多いほか、江ノ島(EN-06)~腰越(EN-07)間では併用軌道区間(路面区間)があり、その道路混雑による遅延も影響している。
江ノ島電鉄では戦後の1952年から約70年間にわたり1時間あたり5本の約12分間隔のダイヤを維持してきました。最大4両で運転されており、土曜休日は江ノ島本島や紫陽花で有名な長谷寺や鎌倉大仏などの最寄駅も多く観光路線になりますので、混雑による遅延はもちろんですが、江ノ島~腰越間は路面区間である併用軌道区間があり、道路と道路の間に単線の線路がありますので、その道路が混雑すると江ノ島電鉄全体の遅延にもつながります。単線であるがゆえに遅延回復にも時間を要しています。また新型コロナウィルスの影響で利用状況が変化したこともあって、このタイミングでダイヤ改正を実施により、駅の停車時分の変更により遅延時の回復力のあるダイヤに変更し、安定輸送を確保する狙いがありそうです。一部減便になることから、ちょっと不便になるかもしれません。