2018年9月29日は小田急電鉄小田原線を撮影。今回は、ロマンスカー『LSE』7000形7004Fによる特別団体専用列車『LSEで行く小さな旅』の乗車リポートとなります。就役した1980年から2018年までの約38年間にわたる定期運用終了と今年度中の現役引退を惜しんで、同年6月16日から7月31日まで行われた『LSEありがとうキャンペーン』の一環として、展望席のあるロマンスカー2形式(『VSE』50000形、『GSE』70000形)に乗車し、それの4枚分の特急券を封入して応募をしたところ、なんと奇跡的に当選したのです。そのため、僭越ながら私が最後のロマンスカー『LSE』7000形7004Fの乗車および同形式の思い出作りを兼ねて、特別団体専用列車の乗車リポートをさせていただく旨をご了承ください。
まずは小田急電鉄小田原線でまっすぐ集合駅の新宿(OH01)へ。今回は4000形4051Fの3018レ(土曜休日C14運用)に当たりました。新宿では喜多見検車区に回送される都合で地下7番・8番ホームに到着しました。まずは改札口を一度出て受付場所へ。
受付は乗車する号車ごとにしっかりと分けられていました。私は10号車が指定されたので、10号車と書かれた場所へ移動しました。
受付にはお土産となるクリアファイルなどが入っており、私もしっかり受け取りました。
スタッフからいただいた乗車証を下げ、下車駅まで外さないようにしました。この乗車証は持ち帰りができるので、しっかり持ち帰りました。
私が指定を受けた場所は10号車の8A・8Bの席です。つまり新宿寄りから2両目のデハ7104です。台車近くではありませんが、まもなく引退となる『LSE』の力走を電動車で堪能できることに感謝しつつ、秦野(OH39)までの1時間弱の乗車時間を過ごすことにしました。
乗車証をスタッフに提示して改札内に入り、2番ホームで少し撮影。
ロマンスカー『EXE』30000形30056F+30256F。0208レ→0115レ(土曜休日N43N63運用)。現在の純粋な『EXE』はついに4編成に。リニューアル更新工事は30053F+30253Fが飛ばされて30054F+30254Fが当該となっています。
ロマンスカー『GSE』70000形70052F。0782レ→0017レ(土曜休日N31運用)。いまだに人気のある『GSE』。最古参に乗る前に最新鋭を見れるとは・・・。
ロマンスカー『LSE』7000形7004F。列車番号は8001レ。前回のヱビスビールの臨時列車と同様に『特別団体専用』幕で現れた最古参7004F。多くの人々がカメラを向けて見守るなかで12時27分頃に入線してきました。乗車のリミットは12時35分頃ということで、約8分間の勝負です。
多くのファンに注目されているロマンスカー『LSE』の7004F。鉄道ファンのみならず様々な人たちがシャッターを切っていました。最古参でも立派なロマンスカーの『顔』です!
斜めからも最古参を収めたところで乗車することにしました。
今回は10号車指定ということで、デハ7104の指定された席に腰を下ろし、発車を待ちました。
11号車のデハ7004は最初は誰一人乗っていませんでしたが、乗務していた喜多見検車区の車掌いわく、イベントスペースで開放するとのことでした。今後の展開に期待をしました。何気に運転席に続くハシゴがそのままなのが気にかかりましたが・・・。
私にとっては本当に現役最後の『LSE』乗車となりました。私も幼少のころから最古参『LSE』を見てきた人間なので、同形式に対する想いもひとしおです。
車内では記念乗車証が配布され、私もしっかりいただきました。もちろん現役最後の『LSE』乗車の思い出としてしっかり記念に残します。
車内ではさらにワゴンによる車内販売も行われました。車内販売を行うロマンスカーアテンダントの方の制服は指定された号車によって異なっていました。
私は車内を散策することに。まずはデハ7004から。同編成が復刻塗装となったのは2007年。これが現在の塗装になって約11年となりますが、桃色塗装の2代目より印象的に残ったのがこの復刻塗装でした。復刻塗装になった当時は『LSE』が4編成(7001F・7002F・7003F・7004F)在籍していたので、復刻塗装を見かけるとラッキーだったなぁとしみじみ感じます。
イベントスペースになったデハ7004ではなんと運転席を見せてくださいました!まさかの運転席を見せて頂けたことには感謝しかありません。ハシゴを2、3段ほど上って撮影しました。さらにハシゴを上がって運転台を見たかったのですが、並んでいる乗客の方々に配慮してこれで我慢しました。それでも運転席をカメラに収めることができたのはとてもいい思い出です!
さらに車内では受付時に手渡されたお土産の紙袋に入っていた小さなカードで当選した人(カードを少し動かしたときにキラキラと光る仕様だった人)には車掌室でアナウンスの体験ができる特典がつき、子どもたちが車掌から渡された原稿をもとに車内放送を行っていました。アナウンス体験をした子どもたちは(一部は車掌のフォローをもらいながらも、)とてもよく頑張っていたと思います。
車内をさらに進み、デハ7804の展望席に到達。この時点で鶴川(OH25)を通過するころでした。
展望席の先頭は乗客の方々が着席して楽しんだりしていました。私も念願だった展望席の先頭に座ってみることにしました。雨が降っていたのでこんな写真になっていますが、町田(OH27)を通過する瞬間を捉えました。
今回車内販売で使用されたワゴン。私は乗車記念にピンバッジ(700円)とキーホルダー(430円)を購入。せっかくの最後の『LSE』乗車記念なので奮発して入手しました。
車内を移動し、再びデハ7004へ。このとき座席に置かれていた記念プレートを収めました。
今度は後面展望で地元である伊勢原(OH36)の通過シーン。4000形4063Fの3036レ(土曜休日E22運用)の出発シーンも捉えましたので、伊勢原での撮影だったら恐らく被られていたかもしれませんね。
地元の伊勢原を過ぎて、あと10分で秦野に到着となります。
今回乗車した特別団体専用列車は生田(OH20)付近で緊急停止したため、少々遅れて運転していましたが、無事13時40分前後に秦野に到着しました。到着ホームが1番ホームと思っていたのですが、2番ホーム到着でした。ちなみに東海大学前(OH38)と秦野では駅員・作業員・乗務員よる見送りがありました。東海大学前ではホーム下り方の階段付近で『ありがとうLSE』と書かれたボードが掲げられていました。
乗車した『LSE』の引退記念ロゴマークをしっかり収めました。
『LSE』が秦野に停車する光景もいよいよ見納めとなりそうです。2番ホーム到着だったのが驚きでしたが。
発車標には『回送』と書かれていましたので、このあと下り方面に一度回送されたものと思われます。構造上は秦野1番ホームで折り返しできるはずだったのでは?
乗車した『LSE』とお別れした後は乗車証を下げたままの状態で改札を一度出てから帰路につきました。
8000形8058F+8258F。3009レ(土曜休日E16運用)。これを収めてから同じタイミングで入線してきた8000形8053F+8253Fの1258レ(土曜休日E18運用)で伊勢原に戻りました。
★おまけ★
4000形4051Fに乗車中に、大野総合車両所の880番留置線でリニューアル更新工事を受けている1000形1093Fのクハ1093(10号車)とデハ1043(9号車)にあたる2両を目撃しました。ロマンスカー『LSE』7000形7004Fの乗車中にクハ1093をカメラに収めることができました。重要部検査施工前のためか、スカートは大形のものに交換されておらず、前面部および側面部の帯(ロイヤルブルー)は撤去されたままです。今後はインペリアルブルー帯になるものと思われます。なお側面部の車番の『1093』と『1043』は書かれたままであることを確認しました。
2018年9月25日、小田急電鉄が11月17日にロマンスカー『EXEα』30000形(10両編成)を使用して特別団体専用列車『ソムリエと楽しむボジョレー・ヌーヴォーの旅』を開催すると発表しました。ロマンスカー『EXEα』30000形の特別団体専用列車は試乗会列車以来で2回目となります。
▲ロマンスカー『EXEα』30000形(写真)に乗車してソムリエの人とともに高級ワイン『ボジョレー・ヌーボー』が堪能できる。ただし乗客は20歳以上の男女に限られる。
特別団体専用列車は新宿(OH01)を12時40分に発車し、小田原(OH47)まで移動した後に折り返し、海老名(OH32)で解散となるコースです。ワインはヱビスビールと異なり、飲み放題ではありませんのでご注意ください。またワインにおすすめのお弁当が用意されるほか、特製ワイングラスがお土産としてついてきます。ワインが大好きな方にはオススメです。
2018年9月28日は秦野市で少し用事があったので、その帰りに小田急電鉄小田原線を撮影。
1000形1064F+3000形3267F。3048レ(平日E14運用)。9月中旬頃から3000形3267Fがインペリアルブルー帯をまとう姿を捉えました。入線時は1000形1091Fの1245レ(平日E13運用)と被ってしまいましたが、お目当てはどちらかというと3000形3267Fでしたのでよかったです。そのため撮影は下りホームに変更しています。4次車でのインペリアルブルー帯は初めてではないでしょうか。
2018年9月26日、東日本旅客鉄道209系500番台元八ミツC505編成(クハ209-505以下10両)が4両編成となって郡山総合車両センターを出場し、配給輸送されました。そのあと自走回送で川越車両センターに向かったため、川越線・八高線向けと思われます。
▲郡山総合車両センターの一般公開では休憩用車両を兼ねて展示された209系3500番台宮ハエ55編成の車種である元500番台八ミツC505編成。
機関車牽引はEF81形139号機が担当しました。今回の元八ミツC505編成は機器更新工事と転用改造工事を兼ねての入場となり、川越線・八高線向けに転用されました。車両はクハ209-3505(クハ209-505)+モハ209-3505(モハ209-510)+モハ208-3505(モハ208-510)+クハ208-3505(クハ208-505)と組成され、付随車4両とモハ209-509+モハ208-509のユニットは廃車解体処分になったものと思われます。一方の現役の209系500番台(八ミツ)は残り4編成(C508・C510・C511・C512)ですので、今後の動きに注意したいですね。
【209系500番台転用改造工事の状況(2018年9月27日現在)】
※< >・・・入場先 [ ]・・・転用路線
水色は入場中 橙色は転用改造工事施工済み
元八ミツC501編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ51編成 ※自動放送あり
元八ミツC502編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ52編成 ※自動放送あり
元八ミツC503編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ53編成 ※自動放送あり
元八ミツC504編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ54編成 ※自動放送あり
元八ミツC505編成・・・<郡山>[川越線・八高線]3500番台宮ハエ55編成 ※自動放送あり
元八ミツC506編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM81編成 ※自動放送あり
元八ミツC507編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM82編成 ※自動放送あり
現八ミツC508編成・・・<??>[??????]
元八ミツC509編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM84編成 ※自動放送あり《予想》
現八ミツC510編成・・・<??>[??????]
現八ミツC511編成・・・<??>[??????]
現八ミツC512編成・・・<??>[??????]
元八ミツC516編成・・・<秋田>[武蔵野線]500番台千ケヨM74編成 ※自動放送あり
※注意※
八ミツC512編成の次が元八ミツC516編成だったのはクハ209-513以下が現在の千ケヨM71編成、クハ209-514以下が現在の千ケヨM72編成、クハ209-515以下が現在の千ケヨM73編成となっているため。