2017年2月26日

【注目】東武鉄道70000系71701F(4扉車7両編成)が甲種輸送される

2017年2月25日から26日にかけて、近畿車輛で落成した東武鉄道スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線および東京地下鉄日比谷線直通列車向けの新型車両、70000系電車(4扉車7両編成)が熊谷貨物ターミナルまで甲種輸送されています。撮影時の牽引機はEF65形2093号機です。

▲多くのファンに見守られて東海道貨物線をゆく、日比谷線直通向け70000系の甲種輸送列車。東武鉄道の車両が近畿車輛で製造されるのは初めてである(東武鉄道の車両はアルナ車両→日立製作所笠戸事業所での製造が多いが、500系『Revaty』は川崎重工業兵庫工場で製造された)。
▲中目黒(TY-03, H-01)で並ぶ日比谷線直通列車の20000・20050・20070系電車。このうち5扉車を両端2両ずつに連結するVVVFインバータ車両が『20050系』として、行先案内表示器がLED式で全車3扉車のVVVFインバータ車両が『20070系』として区分されている(写真右側の21873Fが該当する)。この系列についても03系と同じくすべて置き換えられることが予想されている
▲日比谷線内を往復する試運転で中目黒に進入する東武鉄道70000系とほぼ共通設計の東京地下鉄13000系電車。こちらはダイヤ改正時に日比谷線のほか、乗り入れ先のスカイツリーラインでも営業運転を開始する。

今回輸送された70000系電車のトップナンバーは機関車次位(1号車:東武動物公園[TS-30]寄り)から77701+76701+75701+74701+73701+72701+71701と組成されており、トップナンバーは『71701F』になるものと思われます(付番方法は野田線[アーバンパークライン]向けの60000系と同じである)。車両は13000系と同じく20m級の7両編成で、各車両に車椅子スペース兼ベビーカースペースが設置されているほか、車内LCD旅客案内表示器が東武鉄道の車両では初めて3画面(うち2画面は次駅案内表示)となるなど、13000系とほぼ共通設計で製造されているようです。なお甲種輸送時にドアステッカーは貼付されていませんでした。ドアチャイムは東武鉄道の車両では初めてとなる東日本旅客鉄道や東京地下鉄13000系などと同じ3打式ドアチャイムになっていますが、ドアエンジンは野田線(アーバンパークライン)向け60000系や西武鉄道30000系38115F・30101F以降の増備車と同じタイプとなっているようです。なお旅客用扉が開いているときに流れる誘導音は50000系列(50000・50050・50070・50090系)や60000系から少し変更されているようです。

※2017年2月27日情報更新