2017年2月5日

小田急電鉄が2017年3月4日にダイヤ修正を実施へ

小田急電鉄が2017年3月4日(平日ダイヤは3月6日)にダイヤ修正を行うと発表しました。この修正で一部列車の駅停車の時間、駅間の所要時間、運転時刻が見直しが図られます。2018年3月には小田原線の東北沢(OH06)~和泉多摩川(OH17)間(ただし和泉多摩川~梅ヶ丘[OH09]間の複々線化は完了済み)の複々線完成予定に伴う大規模なダイヤ改正が予定されており、平日上り特急ロマンスカーの増発などラッシュ時間帯の混雑緩和や所要時間の短縮が期待されています。
▲今回のダイヤ修正で一般車両の運用に変化が起こるか注目したいところではある。
▲2017年3月4日のダイヤ修正前に同月1日の夕方の『はこね41号』(0041レ:平日N46N66運用の再出庫)から営業運転に入るロマンスカー『EXEα』の30000形30051F+30251F。ダイヤ修正時には同形式の運用が6編成6運用から7編成7運用に戻ることが予想されている。

ダイヤ修正前の3月1日にロマンスカー『EXEα』となった30000形30051F+30251Fが『はこね41号』より営業運転に復帰するのですが、同形式の日本車両豊川製作所でのリニューアル更新工事の関係で一時的に6編成6運用(平日は2運用が他形式で代走あり、土曜休日は1運用が予備、1運用が他形式で代走あり)であった状況から7編成(7運用、ただし2運用は他形式で代走あり)の体制に戻ることが予想されており、同形式とロマンスカーMSE60000形の運用(こちらは10両編成の3運用と6両編成の1運用の合計4運用だが、土曜休日には1運用が予備、10両編成の2運用と6両編成の1運用の3運用になるものと予想され、これにより6両編成と4両編成で1編成ずつ予備車両の確保が可能となるものと思われる)が再び見直されることから、一部ロマンスカーの運用に変更が生じますね。そのうち、現行ダイヤの土曜休日N23N73運用(時刻表では充当車両に『M』のマークがあり、これはロマンスカーMSE60000形による運用である)がダイヤ修正後は時刻表のマークでは『▲』(運転日により充当形式が変わるというマーク)になっており、この場合はロマンスカーLSE(7000形)・EXEまたはEXEα(30000形、後者の『EXEα』は30051F+30251F)・MSE(60000形)のいずれかでの運用となり、基本的に『EXE・EXEα』での運用が予想されています
▲4000形には運転台のグラスコックピット化やワンマン運転対応化がなされた最新鋭の4066Fが加わって16編成体制に(ただし同編成は喜多見検車区に留置中、4059Fは改造工事中、4060Fはワンマン運転対応改造後であり、海老名検車区に留置中であるため実質は13編成が稼働中だ)。しかし現在でも同形式の固定運用の一部が東京地下鉄16000系で代走となっている(写真は平日C13運用のひとつである4110レを代走する16131F)。

一般車両については一部で運用の整理が行われそうな気がします。現在のところ4000形が大宮総合車両センターで改造工事を行う関係(現在では4059Fが入場中)や検査などの様々な都合で10両編成のE運用(こちらは1000形・3000形・8000形と共通運用)にも充当される関係で、4000形の固定運用であるC運用の一部(該当は喜多見検車区唐木田出張所を出る平日C13運用・平日C15運用と土曜休日C13運用・土曜休日C15運用)が基本的に東京地下鉄16000系(まれに6000系や東日本旅客鉄道E233系2000番台)による代走運用でまかなわれており、この代走対応が修正でどうなるかにも注目したいところです。