西武鉄道が2017年3月25日(平日ダイヤは27日)に実施するダイヤ改正の概要を発表しました。
▲注目は池袋線の小手指車両基地に所属する新型車両40000系を使用した有料座席指定制列車『S-Train』の運転が開始される。西武有楽町線経由で平日は東京地下鉄有楽町線、土曜休日は東京地下鉄副都心線、東京急行電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線に乗り入れる。
平日では所沢(SI-17, SS-22)~豊洲(Y-22)間(池袋線内基準で上り4本・下り3本)、土曜休日では西武秩父(SI-36)・飯能(SI-26)~元町・中華街(MM06)間(池袋線内基準で上り2本・下り3本)で40000系の営業運転および有料座席指定制列車『S-Train』の運転が開始されます。『S-Train』への乗車には乗車券のほかに指定席券が必要で、平日は停車駅全駅、土曜休日は一部停車駅で乗車専用駅と降車専用駅がありますのでご注意ください。平日は通勤通学向けのライナー列車として、土曜休日は行楽向けの長距離列車としての役割を果たします。
▲特急『むさし』『ちちぶ』に使用される10000系。運転時刻の変更があるので注意。
10000系を使用した有料特急『むさし』『ちちぶ』は土曜休日ダイヤにおける列車時刻が変更となり、下りでは池袋(SI-01)08:00発→飯能08:39着の『むさし63号』(63レ)が09:00発(飯能09:39着)に変更され、飯能で西武秩父行き各駅停車に接続します。上りでは西武秩父発の時刻が統一され、上り『ちちぶ70号』(70レ)が07:20発から07:25発、『ちちぶ14号』(14レ)が07:50発から07:55発(こちらは『ちちぶ72号』に変更)、『ちちぶ18号』(18レ)が08:20発から08:25発に変更されます。
▲【イメージ】30000系10両固定編成による準急列車。
一般列車では平日の列車増発により混雑緩和が図られ利便性が向上します。下りでは小竹向原(SI-37, Y-06, F-06)06:55発で小手指(SI-19)行き各駅停車が、上りでは早朝の時間帯に小手指車両基地出庫を兼ねてか小手指05:02発小竹向原行き各駅停車がそれぞれ増発され、小手指~ひばりが丘(SI-13)間での各駅における早朝の列車の利便性向上が図られます。また土曜休日の下りでは池袋17:25発の4311レを『快速 飯能』に変更し(飯能18:19着)、石神井公園(SI-10)で各駅停車に接続することにより、石神井公園~飯能間の所要時間短縮と速達性の向上が図られます。また西武秩父線で両数を4両から8両に増強するほか、狭山線西武球場前(SI-41)最寄りの西武プリンスドームで行われるプロ野球のゲーム終了後の臨時優等列車の10両編成化が実施されます。また新宿線では平日の西武新宿(SS-01)06:39発の下り5109レの行先を田無(SI-17)から新所沢(SS-24)に延長し田無~新所沢間の列車を増発します。