2017年2月1日

東京地下鉄01系、2017年3月10日で営業運転を終了へ

1983年にデビューを果たし、東京地下鉄銀座線の主力車両として活躍していた上野検車区所属の01系電車が2017年3月10日をもって全車両の営業運転を終了することが発表されました。
▲銀座線の主力車両だった01系の活躍が見られるのもあと1ヶ月と10日になってしまった。

この系列は東京地下鉄で初めて系列の最初に『0』がつく『0x系』シリーズの先駆けであり、のちに丸ノ内線の02系、日比谷線の03系、東西線の05系、千代田線の06系(現在は消滅)、有楽町線(現在は東西線)の07系、半蔵門線の08系・・・のように他路線の系列にも普及しました(ただし南北線では9000系となった)。現在では01-122Fと01-130Fの6両2編成が現役で残っており、最初に01-122Fが先に引退し、最後まで残る編成は01-130Fとなります。なお現在の同編成は『平成28年熊本地震』で被災した熊本県の復興を支援するために『くまモン』のラッピングを施されて銀座線全線を走行しています。ただし廃車された01-101Fのうちの3両が中野検車区にて(イベント向けに)動態保存車両として留置され、01-129Fのクハ01-129は東京都江東区の東西線葛西(T-17)駅前にある地下鉄博物館に運転台カットモデルとして展示されているほか、01-135F(熊本電気鉄道へ譲渡する旨のヘッドマークを掲出して運転した編成)・01-136Fの両先頭車が熊本電気鉄道に譲渡されて『01形』として運用されています。01-130Fにはぜひとも引退記念のヘッドマークを掲出してほしいところですね。