2017年2月12日のモハ2形108号車とのラストラン向け貸切列車をもって、箱根登山鉄道箱根湯本(OH51)~強羅(OH57)間で約60年間活躍したモハ2形110号車が営業運転を終了しました。ラストラン後は入生田(OH50)に隣接した車庫へ回送されました。今後の動きが注目されます。
▲半世紀以上にわたって箱根登山鉄道で活躍し、ちょうど就役60周年(人間に置き換えると還暦)の節目となった今年、モハ2形110号車が長らく駆け抜けた箱根路に別れを告げる・・・。
▲108号車・110号車に掲出された『ありがとう110号』ヘッドマーク。入生田に近接する車両基地へ回送される際には撤去された。しかし側面のサボは回送運転時もそのままであった。
この車両はラストランで強羅寄りに108号車を連結した状態で運転されました。箱根湯本では復路到着後に切り離し作業を行い、構内入れ換えを行ったあと110号車のみ単独で入生田の車両基地へ回送されていきました。引退にあたり110号車の運転台には花束が置かれ、多くのファンが別れを惜しんでいました。復刻塗装車の110号車は1月3日にしか会えませんでしたが、今月12日には小田急電鉄ロマンスカー『EXEα』(30000形30051F+30251F)の試乗会が意外にも早く終了したことから、そこから直接駆けつけることができたので本当によかったです。110号車、約60年間の活躍、本当にお疲れ様でした。